
人間にとって最も苦しい経験とは?
「人間にとって、最も苦しい経験は何でしょう?」
と聞かれたら、どう答えますか?
「幸せはみな同じ顔をしているが、不幸はそれぞれ違う顔をしている」
という言葉があるように、苦しみには多くの種類があります。
きっと、人によって色々な回答が出てくることでしょう。
以前、こんな話を聞いたことがあります。
人間にとって最も苦しい経験は「生まれるとき」
だそうです。
お産と言えば、まず苦しいだろうなと思うのは、お母さんのほうですよね。
では、お母さんの産道を通って出てくる赤ちゃんは、どうでしょうか。
実は、産むお母さんよりも産まれる赤ちゃんのほうが何倍も苦しいそうです。
子宮は筋肉でできていて、陣痛とは子宮が伸び縮みすることだそう。陣痛のときには赤ちゃんの首が、ぎゅーっと息ができないくらいに締め付けられるそうです。
陣痛の時間は、約1分間。
1分経つとゆるみますが、再び陣痛がきたらまた1分間、息ができなくなります。この首絞めに耐えないと赤ちゃんは死んでしまいます。
まさに、命が懸かっています。
生まれるのは、死ぬほど苦しい経験なのだそうです。
私たちは、苦しみを乗り越えたからこそ生まれてこられました。
苦しみを乗り越える力が、もともと生命には宿っているんだなと感じました。

うつが辛いかたへ
私たちは
笑顔で
生まれて
きた訳では
ありません。
苦痛を乗り越えて、
泣きながら
生まれてきました。
苦しみを乗り越える力を
もって。
それは笑顔で生きる力とも
つながります。
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