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自己理解を深めるために、してはいけないこと

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はじめに

キャリアを考える際、自分を振り返ることは、重要だ。

ただ、自分を振り返り、自己理解を進めるために「してはいけないこと」を、知らない人がとても多い。

”自己”理解という以上は、当たり前だが、自分自身に目を向けることである。
そこで邪魔になるのは、「他者の声」だ。
他者から求められることや期待、社会の常識や観念に惑わされないようにする必要がある。

もちろん、意志決定においては、外部環境を理解することは重要だが、まず自己理解を深めるステップにおいては、考える必要は無い。

どうすれば、「他者の声」と「自分の声」を区別できるのか。

言葉に注意する

「自分の声」と「他者の声」を、自分の中で見極めることは、非常に難しい。人間は社会的な動物であり、「他者の声」に合わせるために、「他者の声」をあたかも、「自分の声」のように、コピーし使ってしまう特性があるからだ。
しかも、自分自身でも区別がつかずに。

間違いを犯さないためのポイントは2つだ。

一つ目は、自己理解しているときに「~すべき」「~しなきゃ」という言葉が出ていないかチェックすることだ。こういった言葉が出るときは、大抵、世間の常識や他者の期待に振り回されている。
逆に「~したい」というピュアな気持ちは、自分自身の声であることが多い。

二つ目は、誰でも人が言いそうな言葉を使うことだ。「ビジネス」「スキル」「経験」「キャリア」「ビジョン」・・・などは、仕事でよく使う言葉だが、自分、そして人間の本質とは、全く関係が無い。
どこかで聞いたような言葉を使うときは、自分の言葉になっていない。
すなわち、自分自身の本当の声ではないことが殆どだ。
ニュースや雑誌、本に書いてありそうな言葉を使っているときは、自己理解に失敗していると思ってイイ。

繰り返しになるが、自己理解において、「他者の声」を切り離すことは、とても難しい。
自分の中から出てきた言葉が、上記のような「(~しなきゃのような)義務感から来る言葉」や「どこかで聞いたような言葉」になっていないか、細心の注意を払う必要がある。

でないと、自分に嘘をつくことになる。たとえ、何かが叶って、成功を手に入れても、不満を持つことになる。

自己理解は、慎重に進める必要があるのだ。

まとめ

自己理解で出てくる言葉を、診断しよう

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望月宏起
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