小3 初めての夏期講習③
聞くも涙語るも涙のWアカデミー、夏期講習前半戦が終わった。(まだ、前半・・・。)
宿題を一緒にやっていて思ったのだが、息子は計算が極端に弱い。勿論慣れていないこともあるだろうが、単純なミスを連発する。理解力以前の問題である。
え?ここ間違える?一桁の計算の足し算や引き算なんだけど・・・。
というような間違いが続く。こめかみを引くつかせながら、丸付けを終了し、
「ねぇ、結構間違えてたよ。」と息子にテキストを見せると、
「嘘だっ!(は?何を根拠に?)」と叫び、テキストを取り上げる。
「ね?ここ、間違えてるでしょ?」とまだ優しい仮面をかぶっている私がフフっと笑いながら言うと、そのママンの仮面に騙されたのか
「なぁーんだ、凡ミスじゃん!」と偉そうに息子は言った。
ピシっ(仮面にヒビが入る音)。
凡ミスでも、ミスはミスなんじゃー!!バカタレっ!!
と心の中で叫びつつ、
「でもさ、さすがに凡ミス、多すぎない? 何でこんなに凡ミスが多いのかな? どう思う?」と息子に聞いてみた。すると息子は
「んー・・・。」とちょっと考えてから、こう言った。
「真面目にやってないから?」
パッリーン!!(仮面が完全に割れる音)
真面目にやってなかっただとぉー?なめとんのか、おんどりゃー!!と心で叫ぶと、ついにデビルママが出てきてしまった。
「あのさ、何で真面目にやらないわけ?時間もったいないと思わない?これ、何分かけてやった?30分だよね?その30分、息子君は無駄にしたんだよ?その30分があったら、どれだけのことが出来ると思う?息子君が大好きな絵だって書けるし、〇〇だって見られるし、いろーんなこと出来るんだよ。それにお母さんだって、息子君に1時間くらいかけて説明したよね、その1時間を無駄にしたってことだよね?息子君は自分の時間だけじゃなく、お母さんの時間も無駄にしたんだよ、わかる?時間は無限じゃないんだよ、有限だよ。Time is moneyだよ!!」
はっ!(前回の繰り返し)しまった、また言い過ぎた、と気付いた時すでに遅し・・・。やっぱり涙目になっている息子がこう言った。
「おかぁさーん、ごめんなさぁい。次からは、真面目にするね・・・。」
「ううん、お母さんもごめんね、言い過ぎちゃったね、ごめんね。(こればっか・・・)次からは頑張ろうね。」
と言いながら、息子をぎゅっと抱きしめた。しかし、これってDV彼氏の行動にそっくりじゃないだろうか、本当に反省・・・。
その後、息子に
「あのね、ボク、実は最後のほう、何言ってるか、あんまり分からなかったんだ!」
と言われ、私の(小3に向ける)語彙力~~~~!!と更に反省したのであった。
とにもかくにも、前半は終わった。宿題でのバトルは毎日繰り広げられていたが、Wアカデミーの授業は楽しかったらしい。特に算数の担任の先生の授業はとても面白いらしく、受けるのを非常に楽しみにしていた。「じゃ、もうちょっと理解してきてよっ!」という心の声はさておき、通って良かったと思う。
次はいよいよ私の中の本命、O塾の夏期講習が始まる。息子がまたもや
「おかぁーさーん、ボク、緊張するよー。」と言っている声をよそに、私はワクワクしていた。
(つづく・・・)