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コミュニティマーケティング
これからもし企業をしたり、イベントを企画したり、何かプロジェクトをしたりする中で絶対的に必要になるのが「コミュニティ」
19世紀の企業の寿命:70年
20世紀の企業の寿命:7年
10年ほど前には折り畳み式の携帯が主流の中、iPhoneが登場しはじめ
iPhoneを使う人は小馬鹿に時代だった。しかし、今は立場が逆転しiPhoneが主流となっている。
これだけ時代の流れが激しい中、企業の生き残りもまた年々厳しくなっていて常に変化を求められている。
コミュニティマーケティング
今までは企業が存続する上で必要なのが「売上」だった。
・既存マーケティング
1.商品やサービスの宣伝をする
2.申し込み
3.購入
※徐々にマスが縮まっている
・コミュニティマーケティング
1.最初の利用者が利用する
2.最初の利用者の口コミから次の利用者が利用する
3.2人目の利用者の口コミからの次の利用者が利用する
※自分のコミュニティが広がっていく
そもそも新規顧客が必要なのは流れたお客様(既存のお客様)を
補填することが目的になっている。
新規顧客の獲得は既存のお客様を呼び戻すよりも何倍もの労力とコストがかかってしまう。
しかし、コミュニティがないため企業は新規の顧客を取ろうとしすぎている
多くの企業は既存顧客を呼び戻すことよりも、新規顧客の獲得に注力してしまうため、潰れていく。
では、どのようにコミュニティを形成するのか。
コミュニティの形成にまず必要なのは共感。
SPISの法則
まず、「共感」を得るためには見えない部分を発信するスキルが重要である。
共感を得る時につい商品の内容やサービスの内容等の「見える事実」
の部分をを強く発信してしまいがちである。
しかし、本当に重要なのは商品ができた「歴史」だったり開発した人の「人間性」という「見えない事実」の部分である。
まず、見えない事実は何かを考えることが重要である。
次に見えない事実を発信し共感を得るには心理現象を利用する。
ザイオンス効果=単純接触効果
※「ザイオンス効果」とは、同じ人やモノに接する回数が増えれば増えるほど、その人やモノに対して好印象を持つようになる心理現象のこと。
しかし、ザイオンス効果を利用して商品の内容やサービスの宣伝をしてしまうと
相手への効果は薄かったり、むしろ逆効果になってしまったりするため
ここで「見えない事実」を発信する。
”顔がでる”コンテンツ
今勢いのある企業の多くの経営者がコミュニティを形成(YouTubeメンバーシップやオンラインサロン)できているのは自分の顔をだして発信することで共感を生み続けているからである。
コミュニティを形成するための発信媒体として共通しているのが
「動画」を用いていることである。
又、動画は他の資産に比べると税金もかからず一度撮ってしまえば
残り続けるため長期的な資産にもなっている。
情報発信の明確化(ファーストパティシパントを意識)
コミュニティを形成する上でファンづくりは意識すべき。
パティシパント:キャンペーン、イベントに参加し共有してくれる
ファンカスタマー:商品やサービスを購入しシェアしてくれる
ロイヤルカスタマー:リピートで購入しシェアしてくれる
エバンジェリスト:商品の改善案やイベント等を一緒に企画してくれる
ここで一番大切にしなければならないのが「パティシパント」の層の人達
である。
今の時代は情報が集まる時代に人が集まり人が集まる場所にお金が集まる。
コミュニティは「お金をいただかない人達」をいかに大事にするかが
重要である。そこで必要になるのがお金をいただかない人達への発信である。
何か事業やサービスを考えるときに多くの場合「ペルソナ」を設定し考察する。しかし、今はFPE(「最初の一人」を意識して考えること)の方がより重要になる。
上図のようなことについて考察するとその人の持つ「興味」や「共感」「不満」が見えてくる。
その「興味」に対して「情報」を与えるだけでなく「共感」「不満」
の部分に「感動」を与える。
自己発信を続けていて伸び悩んでいる人は興味への情報発信ばかりになっていて「共感」「不満」への発信が足りていないことが多い。
では、「共感」「不満」への発信をどのように行うか。
今から解説する内容はブログ、YouTube、プレゼンでも使用できる。
ESM(何を・どのように・伝えるか)
文章の構成は大きく分けて3つだけ。
伝え方の基本構成 (Tell You If You Need)
1.Tell
・オープニング(掴みを決める)
※問題提示:不安を煽る(最初にネガティブから入り、徐々にポジティブへ)
※数字提示:不安に確証を(提示した問題に具体的な数字を交える)
・テーマ/題名
※解決策:解決策の提示(提示した問題への解決策)
2.4.You
・読者の得
※求める理想像(期待値を上げれば購入率はおのずと上がる)
・結論(そのためには~である)
※最も伝えたい結論を一つ(複数は✖)
3.If
・経験/事例/背景
※セルフストーリー(ハロー効果:第三社の体験でもよい)
・3つの証拠
※証拠バランス3個の根拠が同じ結論に結び付ける可能性80%
4個は83%のためさほど変わらないため3個がベスト)
5.Need
・誘導
※無広告(さりげなく他媒体の宣伝をする)
もう少し具体的にすると下図のようになる。
実際の文章に直すと下図のようになる。
まとめ
1.コミュニティマーケとは費用ゼロの中で唯一安定する起業経営方法
2.SPISの通り共感なしには何も進まない。共感は個人から生まれる
3.顔がでるコンテンツのみに注力してやるべき
4.FPEフレームワークで情報発信の明確化
5.ESMフレームワークで7ステップ手法の制作スキルを取得する
以上、皆さんも是非活用してみてください!!