#290 ⅬaQ(ラキュー)博士
休日に息子夫婦が、子どもたち(そうた6歳・りょうた4歳)を連れて帰ってきた。夕食後、子どもたちはラキュー(小さいパーツを組み合わせて作品を作る日本生まれのブロック玩具)をはじめた。
保育所でも友達とラキューでよく遊んでいるそうたは、手早く作品を作った。「すごい。すごい。今日は、ラキュー博士と呼ぶわ。」と妻がそうたに言った。妻は説明書を見て蛇を作った。妻が「博士できました。」と蛇の作品を見せた。ラキュー博士は、「はじめてにしては上手にできています。」と妻の作品をほめた。その後、蛇のしっぽの部分を壊し始めた。そして「これは少し説明書と違うから直してあげる。説明書をよく見て~。」と博士は妻に言った。「このラキューのパーツは、おばあちゃんに本屋さんで買ってもらってん。」とも言った。「そしたら、トラをつくって。」と私がいうと、手際よくトラの立体作品を作ってくれた。
博士は、私たちと話をしながら楽しそうに作品を作っていた。そして、『説明書をよく見ることが大事』と、私たちに繰り返し言った。私たちは、そうたのラキュー作りの正確さや立体作品を作る想像力に感心した。
ラキューつくりをはじめたばかりのりょうた(4歳)も、説明書を見ながら、真剣にサンタクロースの作品を作り上げた。
ラキュー作りにとりかかり20分ほど過ぎた頃、お母さんが「お風呂に入るよ~。」と言った。作品ができた子供たちは、服を脱いで風呂に入っていった。
#子どもの成長記録