![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110352810/rectangle_large_type_2_aa09949a59708fefb19bacd79caf4d04.jpeg?width=1200)
#239 梅雨の終わりの頃
梅雨末期の前線が、九州北部から中国地方にかかっていた。しかし、私たちのところには、弱い雨が降っただけだった。その雨も、朝方にはやみ、10時ごろから日が照ってきた。
私は、田んぼや畑を見に行った。長い間、クーラーの効いた、快適な部屋でいたので、外に出るのには勇気がいった。
私は空調服を着て、畑や田んぼの周りを歩いた。下からは、湿気を含んだ草の熱気が上がってきた。上からは、太陽の日差しが照りつけていた。風はやんでいた。
最近植えたサツマイモは、雨が降ったのでしっかり根付くことができていた。しかし、里芋やカボチャなどの野菜の周囲の草も、勢いよくのびていた。
ゆっくり一回りするだけで汗がにじんできた。私は、作業場に戻り、着替えをして、お茶を飲み、扇風機の風で体を冷やした。
今日は、イチジクと、枝豆をとっただけで終わりにした。蒸し暑さになれるだけでいいと思い、今日は草刈りをしなかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1688882430359-5rBDNfrr7R.jpg?width=1200)
梅雨明けの時期になってきた。田んぼや畑の上では、トンボが舞っていた。田んぼの周囲の柵に、スズメがとまっていた。軽トラには、小さなカマキリがのっていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1688882355223-omTSJi5QRo.jpg?width=1200)