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お金の運用から学ぶ、知識を運用することの重要性

ごきげんよう

仕事が金融なのでよくお金のことを考えたり、お金にまつわることを学んだりすることが多いのだが、noteやFacebookで長めの文章を作成しているときにあることに気づいた。

それはお金知識は、使い方が似ているということだ。まだ何のことかわからないと思うが、自分でアウトプットしてみて、そのことを痛感した。詳しくみていこう。

「お金が欲しけりゃ先に払え」〜お金先払いの法則〜

多くのお金持ちがいっていることに、「お金は使え」という言葉がある。これは確かにその通りで、先行投資という言葉があるように大きなリターンを得ようと思ったら、まずお金を投入しなければならない。それは自分のお金でもいいし、銀行に借りてもいいし、家族に借りてもいい。とにかくまずつかうことが重要。ビジネスの基本だ。そして、それは浪費になっていてはいけない。自分に何らかのリターンをちゃんと見込んでお金をつかわなければならない。モテたいと思ったら、ファッションにお金をつかうべきだし、年収を上げたいと思ったら仕事で役立つものにお金をつかうべきだ。ちょうど良い記事があった。(参考:「お金の使い方4つのタイプ」)なるべく『幸福型』のお金を使うように心がけたい。

知識にも同じことを当てはめて考えてみよう。

知識が欲しければ知識を使え

知識が使えてるか使えてないかの指標は、考えなくてもパッと使えるかどうかである。考えたりしてひねり出したり、メモをみたり、誰かが言った言葉に反応して話せるというのは使えていない証拠である。

ただ「コミュニケーションで大切なことって何ですか?」と聞かれてパッと答えられるのは、あなたが使えている知識だ。「モテるためには?」「採用するには?」「部下の育成をするには?」「営業力を上げるためには?」パッと出てきた答えはあなたが今使っている知識であり、武器だ。

YouTubeとかでDaigoさんや鴨頭さんを観ているとよく分かる。質問を受けて、パッと答えているがそれは使えている知識だからだ。今まで持っていた知識が使えるようになるとどうなるか?使えているので極めていくことになるので、その領域に関するインプットの量が減る。

めちゃめちゃ営業できる人は営業の勉強なんてしない。なぜならすでに売れているから。めちゃくちゃモテている人がモテるための勉強なんてしない。なぜならすでにめちゃくちゃモテているから。

興味・関心の枠は空けとけ

人間の頭のなかはみたことがないので、実際は分からないが、人間の脳のが持っている「興味・関心の枠」には限りがあると思う。「これめっちゃ良いよ」と友達にオススメしても「今はいいかな」と言われる場合がある。なぜなら、今その友達の興味・関心の枠はフルで埋まっているからだ。ゲームのキャラで装備できる武器がもうないというイメージだ。君自身もそうじゃないか?

そうなるとどうなるかというと、いつまでも興味・関心の枠に居続けるのでいつまでもずっとその分野の勉強をすることになる。もしくは、何か新しいものと出会った時、今まで持っていた興味・関心が邪魔する。「これやるくらいだったら、今までやってみたかった〇〇の勉強したいかな」と。チャンスを逃す思考になってしまうし、そしていつまで経ってもレベルアップ・スキルアップしない。

知識も出すことだ。アウトプットだ。出して初めて自分がどれくらい使えているのかも分かるし、新たな発見もある。より深い学びを与えてくれる。そうすると徐々に枠の中にスペースができてくる。そうするとまた新しい興味・関心が入りこんでくるわけだ。使わない限り新しい知識、深い知識は入ってこない。人に話すでもいい、文章でもいい、実践することだ。しかも結果もついてくるので、良いことづくめだ。同じようなセミナーを何回も受けてしまうのは、使ってないからだ。使え。

お金は目的別に分ける

お金は目的別に予算が設定すべきだ。会社でも、社員に払う給料や仕入れなどの費用・経費、事業を発展させていくための研究費、ストックするお金などなど、目的別に予算が決められている。個人でもこれは持つべきだ。月収レベルでも良いし、年収レベルでも良い。オススメは人生レベルで決めることだ。

よく言われているのが「資金三分法」というものでお金を「つかう・そなえる・のこす」の3つに分けるという考え方だ。月々の月収だと考えやすく、基本的に備える、残すに当たるのが貯金になる。特に「のこす」お金は、みんなの中にも「絶対にこのお金には手をつけない!」というものがあるかも知れない。備える・のこすお金を横に置いておけば、あとのお金は好きに使っていいので、ストレスがない。「お金がなくなったらどうしよう」という不安がないので最高の精神状態になる。不安のほとんどの原因はお金なので、おめでとう君もリア充だ。

知識を目的別に分ける

知識でいう三分法も「つかう・そなえる・のこる」になる。一つひとつみていこう。

つかう:これは説明不要かも知れないが、普段の仕事で使っている専門的な知識やプライベートで使っている知識、子育ての知識、勉強の知識、いい点を取るための裏技などなど、先ほど述べたパッと出てくる知識だ。そういったものはつかう知識だ

そなえる:ここにはどういったものがあるかというと、レベルアップのために勉強している知識だ。エンジニアになりたいと思って勉強したり、英語をつかうことはないけれど、英語の勉強だったり、MBAの勉強したり。今使うことはないけれど、後々のために勉強して未来に対して備えている知識のことをいう

のこる:ここは長い人生の中で、君の中に残っている信念などが当たる。もしくはこうすれば人生がうまくいったという成功体験に基づいた考え方だったりする。君の今の人格を型作っている知識は、将来子どもが生まれたときや、管理職になって後輩を指導したりする時に、おそらく伝えることだろう。そういったものが残る知識だ。もちろん何度も使って染み付いた知識もある。言語や専門的知識がこれに当たる。ただ時間が経って使えなくなっている知識はのこる知識ではない。学校で勉強する知識の中にも残らないものがあるから「学校での勉強なんてムダだ」なんという主張も出てくるわけだ。ムダというわけではない、残ってるか、残ってないかの違いだ。

備えて、使って、残せ

知識という分野では人はなかなか備えようとしない。そして備えている人はなかなか使おうとしない。使って残るというサイクルで終わる人が大半だ。備えることをせず、快楽を求めてSNSやゲームで無駄な時間を過ごして終わる。備えることができていない人は備え始めよう。君の人生レベルアップさせるようなものを。あくまで君の興味関心がある分野でいい。そして備えたら、使え。使い倒せ。そしたら今までの人生では見えなかった世界が見える。そこでの経験を自分の人格に残していけ。

システムエンジニアという職から、金融という関心から生命保険の営業に転職し、今まで使っていた知識を全て捨てた。その時残ったものは今でも自分の人生に役立っている。そのあと金融の知識を使って仕事をしながら、備え始めたのがマーケティングだ。これも実践まで1年かかった。そして今実践して、試行錯誤しながらやっている。そして今備えようとしているのはライティングの知識とコンテンツの作り方だ。勉強すべきことがたくさんあるが、めちゃくちゃ楽しい。

お金が周り始めると、知識が回り始める。知識が回り始めると、お金も回り始める。どちらからでもいい。どんどん使え。