良い刺激もストレスになりうる~ストレスの定義~
日頃よく使うストレスという言葉は、「なんらかの刺激の発生によって精神的・身体的興奮が生起されるプロセス」と定義されています。
刺激はストレッサー、心身の興奮をストレス反応と呼ばれているそうです。
過度なストレス状態は心身に負荷をかけますが、コーピング(対処)によって軽減することができます。
ただ、コーピングの種類によってはストレスを増加させるものもあります。例えば飲酒、暴力は、依存症、社会的孤立という新たなストレスを生み出すかもしれません。
ストレスというと自分にとって不快な刺激だけがストレスなんだと思われがちですが、実は楽しく遊んだりするような、喜ばしい刺激もストレスになり得るものなのです。
これは、快刺激もまた、心身の興奮を生じさせるので、ストレスの定義「なんらかの刺激の発生によって精神的・身体的興奮が生起されるプロセス」に当てはまり、快刺激もストレスであることが分かります。
だから、少し体調が良いからといって、旅行で遠出したり、朝から晩まで遊び通したりすると、楽しい時間を過ごせる一方で、体には大きなストレスを与え、負荷をかけることになります(私も体調が良い時に旅行に行って、しかもハードスケジュールだったのでお医者さんに怒られました笑)。
そのため、ストレス解消や、遊びの種類はよく考えることが大事です。運動量が多いものや、集中力を使う遊びはストレスが大きくなりがちです。だから、例えば「音楽を聴く」とか「花や動物、自然を眺める」といった低刺激の遊びを取り入れると身体への負荷も少なく、自分のストレスをうまくコントロールできる手段の1つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
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