頭が冴えなかったので、満月にかこつけて「山月記」という劇薬を飲んだ。これが本当に良く効く、人死にがでそうなほどに。
作中に月の色形の詳しい描写はない。満ちていたのか、欠けていたのか。責めるような寒月か、狂人を労わるような金色か。
あなたはどう思うか、聞いてまわってみたいものだ。

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