やさしさ志向という働き方
読書記録10日目
ついに最終日🌷
青年期
著者 笠原嘉
ゼミの先生に教えてもらって読んだ本。
内容
人はいま十三、四歳から三十前後まで、長い青年期を経て漸く大人になる。出立という難題をかかえた人生の一時期である。内なる対人恐怖症、アイデンティティの確立に挫けた現代のオブローモフたち、家庭内暴力や自殺へのアクトアウト.........。臨床経験をふまえこうした精神病理像を的確に把えた著者が、陰影に富む現代青年論を展開。今日を「やさしく」生きようとする若者たちへの控目な助言は、しかし確かな洞察に裏付けられている。
たぶん2月あたりに読んだから記憶が曖昧。
記憶に残っている中で、やさしさ志向という言葉があった。
最近よく、山にひっそりと古民家を改築して民宿やってるとか、カフェやってるとか、好きなものを作って売っているとかひとりで経営しているお店がある。
これはまさしくこの本でいうやさしさ志向で、
やさしさ志向とは、手造りの自分の手の届く範囲の手ごたえのある仕事を好みとする。
これはひとりの世界の中で、競争社会から身を引き、自分へのやさしさを手にする。
また、主業だけではなく副業をして、副業のほうに力を入れてしまい、成功しちゃう、ということもある。
これは、副業のほうが優劣の判定が薄く、いくらでも没頭できてしまうからではないだろうか。
例えば、工学部の学生が学部の勉強はしないけど、別の心理学を勉強して面白さを得て没頭したり、、
学生は決まった勉強を、社会人は決まった仕事を、という決められた範囲でしか動けないとストレスが溜まる。
やさしさ志向というのは現実世界という優劣基準への抵抗であるのかもしれない。
自分も他人も傷つき傷つけたくない。
そん人が自由に生き延びているのがやさしさ志向の世界である。
傷つき傷つけたくない。一種の諦めの志向なのかなとも思う。
これにて読書記録10日間チャレンジは終了◎
読書したらすぐに感想を書いたほうがいいな。
結構思い出すのに苦労した、、
でも達成できてちょっと嬉しい。やっほい。
〇〇日チャレンジは定期的にやっていこうと思う。