なぜダイエット地獄から逃れ、幸せになれないのか(2022.4.17追記)

第1章 
なぜダイエット地獄から逃れ、幸せになれないのか?


体組成を測定し、栄養カウンセリングをしていると、いつも不思議に思うことがある。ふつう体型の女性たちの多くは、ふつう体型であるにもかかわらず「あと少しやせなきゃ!」という気持ちに追いかけられているようなのだ。(まぁ、わたしもなんだけれども)

一方で、同じふつう体型の女性の中には

「食生活や体型は、8割型OKならそれで良し!としているの、
 私には他に為すべきことがあるから」

と、カッコいい台詞を残してくれたりする。

このようにグッとくる台詞を残してくれる人たちは、ダイエット地獄とは無縁で余裕があり、自分のすることに集中している素敵な女性だと思う。

一体、両者の違いはどこにあるんだろうか?

最初に考えてみたいのは、なぜふつうの女性はダイエット地獄から逃れ幸せになれないのか、についてだ。



ふつうの人が幸せな小太り美人になれない6つの理由


幸せな小太り美人:ふつう体型で自分のことを「ちょいぽっちゃり」と認識しているものの、体型は8割型OKならそれで良し!と割り切り、自分のすること、なすべきことに集中して我が道を行く、凛としていてカッコいい人のこと。

幸せな小太り美人(今の所、このように定義しておく)



ダイエット地獄から逃れて自分の道を歩む幸せな小太り美人と、いつの間にかダイエット地獄にハマっている人には、明らかな違いがある。幸せに生きている人はある特定の考え方を持ち、ほどよい食生活を送っているようだ。

現在、もしあなたが「幸せな小太り美人」でなかったら、次にあげる6つの理由が考えられる。

1.自分にとってのほど良い体型と、ほど良い食生活について真剣に考えたことがない


自分自身にとってのほどよい体型(体組成)とは?

ついつい誰かと比べて落ち込んでみたり、あるいは、あの人よりは自分はマシかもしれないって思ってみたり。誰かと比較しては一喜一憂する毎日にうんざり、なんてことはないだろうか。

雑誌やテレビに出てくるモデルさんのような体型になりたい!と憧れて、過度な減量方法を取り入れてリバウンドして自己嫌悪に陥ったり。

あるいは、他人にとやかく言われたりして深く傷ついた経験もあったり。

だけど、言いたい奴には言わせておけばいい!!んだよね。
だって、人それぞれ、ベストな体重や体型は異なるんだから。余計なお世話な訳で。

「骨格」が違うわけだから。
何にも分かってないくせに、適当なこと言ってくる奴はスルーしといたら良い訳で。

まずは、スルーする力を身につけておくこと。
他者との違いを受け止めること。
自分を否定する必要なんてないことを知ること。


自分自身の心とからだが健やかでいられるほど良い体型とは?

ふつうの女性がダイエット地獄から逃れられない最大の理由は、「他の誰でもなく、あなた自身にとっての心地よい食生活を大切なものとして真剣にとらえていない」ことなんじゃないか、と思う。

「とにかく糖質を減らせばいい」とか、「カロリーを制限すればいい」とか、「たんぱく質をたっぷり食べればいい」とか、とりあえず流行のダイエット法にのっかていればいい、と思っているようにみえる。

右から左へ流れていく情報に惑わされて右往左往しているようでは、いつまで経っても自分の人生を生きることはできない。




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