ここはゲロのような渦巻き。

色々なことが、本当に色々なことが重なり、また上手く生きられなくなる。

親戚に会えば、大学のこと、一人暮らしのこと、結婚のこと、品定めされている気分になる。

Instagramを開けば、彼氏のこと、友達のこと、日々の楽しさのこと、競争させられている気分になる。

一人でいても、一人ぼっちでいても、常に一緒にいたくない誰かと共にある。

自分の意識の問題だとはわかっていても、それは幻想のように、魔法のように、ありありと生活の中に登場する。

自己顕示欲が醜いと、心底他人を馬鹿にしているはずなのに、確実に人一倍自己顕示欲の強い自分がいる。

昔通っていた精神科の先生が、

「何もない状態から、相手に違和感や嫌悪感を感じるのは、同族嫌悪の可能性が高い」と言っていた。

また、他者憐憫を感じすぎていた時、ネットに、

「相手の「かわいそう」に、自分の「かわいそう」を重ねている。」

と書いてあった。

自分の中の奥底にある、強烈に認めたくないものが、

実際に自分の目で見られる事象に、ありありと映し出されると、

拒否反応みたいなものが起こってしまうのだろう。

そして、心の中にずっといる見て見ぬふりされてきた私が、ずっと、泣いているのかもしれない。

ここまでこじれてしまったものを、解くには、どこから、何から、どうやって手を差し出せばいいんだろう。

私は、私を、どうやって救えばいいんだろう。

私は、宇宙に放り出されることを考える。宇宙に戻りたいと祈る。

これを見ている、ゲロのような渦巻きにまきこまれてしまった子羊たちが、

はやく自分だけの宇宙に戻れることを、心から願う。