ハンドボール留学inデンマーク🇩🇰
こんにちは。初めまして。
森永浩壽(もりながこうじゅ)と申します。
まず始めに、この記事を最後まで読むのに大体5〜6分かかってしまいます。
興味のある部分を飛ばし飛ばし読んでください。
以下、今回の記事の目次です。
0.はじめに
1.留学の期間
2.デンマークに留学した理由
3.現地での滞在先
4.留学の目的
5.実際の活動
6.なぜ”note”を始めた!?
7.最後に
0.はじめに
今まで主にTwitter、Instagram、Facebookを使ってデンマークでの生活の様子を発信してきました。
これからnoteでは
「デンマークでの活動について」
だけではなく、
「日本での活動について」
両方についてのんびり書いていくつもりです。
なぜnoteという媒体を選んだのか。
この記事の最後に少し理由を書いていますので、是非そこまでお付き合いください。
今回はとても大雑把にデンマーク留学の様子を以下の項目に分けて、まとめていきたいと思います。
今後、Twitterで反響があった内容などを中心にさらに深掘りしていきたいと思っています。
1.留学の期間
2019年5月後半から2020年3月前半まで。
約9ヶ月間でした。途中、地元で開催された茨城国体に出場するために9月の中旬、2週間半一時帰国しました。
学校自体は8月からスタート。それまではコミュニケーション力を鍛えるため、セミスターの生徒と過ごしながら、英語を勉強をしながら過ごしていました。
「終わってみれば短かった。」と言いたいところですが、「振り返ってみても長かった。」
それが僕の留学です。かなりキツかったです。
しかし、全体を振り返り帰ったとき、この留学が僕のこれからの人生の中でとても大きなインパクトになったことは間違いありません。
とても貴重な体験の連続でした。
2.デンマークに留学した理由
筑波大学に入学した当時、留学する予定は全くありませんでした。
「大学でなにをしたいのか?」
「大学が終わった後のことは?」
当時の僕にそんなことを考える余裕はなく、良い意味でも悪い意味でも大学という漠然としたステージが視野の中を占領していました。
そしてなにより、
「僕に留学なんて厳しい。」
正直そう思っていました。
日本語以外でコミュニケーションを取る自信がなかったからです。
留学に行くことを決めたのが大学の4年生の初め頃。
きっかけとなったのは3年生の2月。
ハンドボール部でヨーロッパのハンドボール強豪国、ハンガリーへ遠征にいきました。
”初のヨーロッパ”を経験して、”自分には全く関係のないめちゃくちゃ遠い国”という感覚が僕の中で消えたんです。
その後、4年生の初めの頃は卒業論文を書くために多くの論文を読むことになります。
ある日、同じ筑波の先輩が書いた修士論文を読みました。
「デンマーク、日本、ドイツ、ハンガリー、各4カ国のタレント育成の考え方を比較した研究」(正確な題名は覚えていません。すみません。)
凄く面白そうですよね。
「各国の体格」や「ハンドボールへの考え方」が育成方針に色濃く反映されていました。
日本、ハンガリー(ヨーロッパの中では小柄な選手が多い)はフィジカルを鍛えていく方針。
上の2ヶ国と比べると、ドイツの方針は「フィジカル」に対する熱の入り方が本当に違う。
それはドイツ人がその他ヨーロッパの国々と比べたときに、自分たちの体格が良いことを彼らはわかっているからです。
そんな中、デンマークの育成方針にあった他の国にはなかった項目がこれです。
“ハンドボールを楽しむこと”
もちろん日本を含め、他の国で
「ハンドボールを楽しんでいない!」
と言いたい訳ではありません。
これを”わざわざ”育成方針に盛り込むデンマークの”スタンス”に感銘を受けました。
これを見たとき、僕の気持ちは固まりました。
その後、デンマークに行く!と根拠もなく周りに言いふらしていましたね。笑
最終的に具体的なプランが決まったのは、大学4年になる直前、ハンド部の先生からこのような連絡をいただいたことがきっかけでした。
「デンマーク(のちに僕が過ごすことになるIkast)に約3週間の遠征の予定があるから一緒に来ない?」
そこからデンマークに着くまでは一瞬でした。
外国人との3人部屋に放り込まれたとき。
「やっば終わった。来てしまった。え。ここから全部英語で話さなきゃ?!うわやば。どーしよ。」
ほんとにこれです。
しばらくはこのような気持ちでいっぱいだった記憶があります。
それだけ海外に来ることは
「不安」
でした。
そこで2週間を過ごしました。
その半年後、またその学校に戻ってくることになります。
3.現地での滞在先
僕はIkast(イーカスト)という街の
「フォルケホイスコーレ」
という全寮制の学校に滞在していました。
ホイスコーレについて軽く触れているのが↓
https://twitter.com/handkoju828/status/1202697827132067848?s=21
1年の中で2つの学期(セミスター)があり
秋学期:8月〜12月中旬
春学期:1月〜6月中旬
学期の合間である
「12月の中旬から1月の初旬まで」
と
「6月中旬から8月初旬まで」
は学校は完全にお休み。
その時期、生徒はみんな家に帰ります。
冬のお休みの時期、僕は凄くラッキーでした。
同じチームの友人が家に招いてくれたおかげでクリスマスとニューイヤーをデンマークで過ごすことが出来ました。
日本と比べてだいぶ大きな違いがありました。
とっても面白かったです。
そのときのことも近いうちに記事にします。
4.留学の目的
この留学の目的は大きく分けて2つ
1つ目は
「デンマークでハンドボールのコーチングを学ぶ」
これが、現地で僕の行動を決定する最も重要な柱でした。
実際は”自分が本気でプレーする中で感じたことをコーチングに活かす。”という方法でコーチングを学ぶ目的を実現する方向にシフトしていきました。
2つ目は
「デンマークの文化を体験する」
日本以外の国で長期的に暮らすにあたって、”衣食住”を始めとするデンマークの文化を実際に肌で感じれたことは、自分の価値観を広げるきっかけになりました。
学校やチームにはインターナショナルな生徒が数人いたため、デンマーク人の雰囲気や国民性をより強く感じることが出来ました。
5.実際の活動
“プレイヤーとしての活動”
時期に従って変化していきましたが、最終的に定着したハンドボールの活動内容は以下の通りです。
・ホイスコーレの授業
練習を週に3日(午前中)
・地元のクラブチーム(Ikast 3rd dv.)
週に2回の練習(夜)
・隣町のクラブチーム(HC Midtjylland 1st dv.)
週に2回の練習(夜)
試合はIkastのメンバーとしてリーグ戦とカップ戦含め19試合に出場しました。
12月からHC Midtjylland というプロチームの練習に参加していました。
契約を取って試合に出る事はできませんでしたが、練習だけ参加するという形をチームが認めてくれていました。
“コーチになるための活動”
プレイヤーとして活動する以外の時間はコーチングの勉強に当てていました。
自分たちの試合がない土日どちらかに、近くのアリーナにアンダーカテゴリーの試合を観にいっていました。
IkastではU-7からシニアまで全てのカテゴリーの試合が1つのアリーナで行われています。素晴らしい環境でハンドボールに浸ることができて幸せでした。
頻度は多くなかったですが、同じホイスコーレの友人が持っているチームに付いて行かせてもらい、練習の一部を任せてもらったり。
実際に”コーチング”というより子供たちの近くでハンドボールに触れて、気になることがあれば声をかけるというような一時的なセカンドコーチの役割でした。
テレビで放送されているトップリーガの試合もよく観ていました。加えて、月に2.3度はアリーナに足を運んで観戦する機会がありました。
6.なぜ”note”を始めた!?
そもそもなぜ僕がSNSで発信するようになったのか?
TwitterやInstagramで発信すること始めたのが10月の中頃でした。
1番目の理由は
「デンマークに興味があり留学をしたいと考えている人に情報提供し、留学のハードルを下げること。」
僕自身、ヨーロッパの雰囲気を3年生の時点で知れたことがこの留学を実現させた大きな要因の一つだったからです。
2番目の理由は
「僕の活動に興味を持ってもらうことが僕自身のモチベーションそのものになるということ。」
アウトプットする場所さえ作ってしまえば、いい加減なことはできないですからね。
自分を追い込むという意味も多少なりともあります。
しかし、TwitterやInstagramはひとつの投稿で届けられる情報量には限りがありますし、言葉や写真を厳選して並べなければなりません。
つまり、それらのSNSで届けられる情報量は必然的に限られたものになってしまいます。
実際に、Twitterでは僕のことを「デンマークに留学している人」という理由でフォローしてくれている方がほとんどだと思います。
noteではTwitterみたいに、ほぼ毎日投稿できる訳ではありません。単純に文字を多く書かなければいけないので1つの投稿にかける時間が桁違いです。
その代わりに、僕が満足できるまで時間をかけた、全て僕の言葉で書き尽くした記事を届けることが出来ます。
僕に対して”デンマークに留学した”ことに価値を見出してくれると同時に、”僕自身”のひととなり自体に価値を見出してくれる。
このnoteを読んで、そんな風に僕に対して興味を持ってくださる方が居てくれればとても嬉しく思いますし、また次も頑張ろうと思えます。
これが僕が”note”を始めた理由です。
7.最後に
この記事では本当にざっくりとした活動しか書けなかったので詳細はまだまだわからない思います。
「これでも長いわ〜」
と思った方。申し訳ありません。
これ以上短くするのは出来ませんでした。
「あー、だいたいこんな感じね」
その様な感じで捉えていただけたなら万々歳です。
1つの記事で9ヶ月の留学を全て書くことは無理ですからね。笑
これから少しずつ自分の言葉、ペースで経験してきたこと、感じたことを記事という形で残していこうと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
また書きます〜。
それではまた!
森永浩壽