出会い COMPLEXとの出会いは1989年。 当時高校1年生だった自分はCOMPLEXという強烈なユニットのデビューに衝撃を受けた。誰とも似ていない唯一無二の存在感が2人にはあり、デビュー曲からファーストアルバム、最初のライブツアー….と、ただただその強烈な個性に魅了され、彼らの奏でる音楽は自分の音楽的嗜好に大きな影響を与えたばかりで無く、人生の音楽的指針と言える存在となった。「レコードが擦り切れるほど聴いた」とは一昔前の例えだが、それこそ「CDが傷だらけになるほど聴いた
三冠王 初めて見たそのバッターは、他の誰とも違っていた。ホームランバッターといえば力強いフォームがイメージされるが、その人のフォームはしなやかだった。球をドカン!と弾き返すというよりはバットに軽く乗せてヒョイっと放り投げるようなスイングだった。 初めて生でその姿を見たのは隣県で行われたロッテの試合だった。プロ野球観戦自体は初めてだったが、野球少年だった当時の自分はその人の一挙手一投足だけを見逃すまいとひたすら目で追いかけていた。憧れの人が目の前でプレーしているという事実
3人のヒーロー という出だしで書き始めようかと思ったまではよかったが、以降、筆が進まない。我ながら無理なお題を考えたものだ。 文体であったり、構成であったりがどうにも定まらず、書いては消しを繰り返していた。 そうこうするうちに時間ばかりが過ぎ、気がつけば10月になっていた。自分の中での締切は9月末だったのに...。 というのも、今日10月1日は3人のヒーローのうち1人の命日だから。なので昨日のうちに書き上げてアップしたかったのだけれども、過ぎてしまったものは仕方ない。
「Rock’n’Roll」という衝撃 歌うことが好きだと感じたのはいつ頃だろう。はっきりとはしないが、それはおそらく中学生ごろだと記憶している。 中学3年生に学年が変わり新しいクラスメイトとどうやって関係を築こうかと模索している中、それまでゲームとファンタジーにしか興味のなかった少年に新しい友達が与えてくれたのが「Rock’n’Roll 」という衝撃だった。 それまでもテレビから流れてくる歌はそれなりに聴いていたし、兄の影響で少し大人の音楽も知ってはいた。けれどもその年の