新しい日 新しいact2
彼女と違ってエコロジーとは無縁の浪費家。
そんなボクは今何を食べるべきなんだ。
どうする先人の知恵に従うか?
それとも新しい人生は自分の手で?
悩むとこじゃないな。あぁここにきてまた彼女のことが
頭から離れない確か南佳孝の歌詞にあったな。
なんだっけ。そうだこんな感じだ。
『だれにだって過ちはある。だから僕たちが分かれるのは良くないことなのだろう』
意味合いとしてはほぼこれ。とても論理的で納得のいくフレーズ。
というか男と女じゃ、男のほうが諦めが悪い。
これソクラテスの時代から変わらない真理だな。
だからみんなそれで苦労する。
それからもっと厄介なことには、この真理ってのがまた永遠に変わらない。
神様の前で誓っった愛とは真逆にね。
迷ったり、悔しがったり、怒ったり、悔やんだりした後、次へ進むのさ。
思い出を引きづりながらね。
そこでペペロンチーノを作ることにした。
悩んだ割にはありきたりの選択。
にんにく、鷹の爪、オリーブオイル。
これなら深夜の買い出しも無用だからね。
いっそシンプル。そこがいいのよ。
まずなんだ、そうお湯を、たっぷりのお湯を沸かすんだ。
塩も入れておいたほうがいいな。どの程度?
そこは適当な感じで、そうだな海より薄めで、汽水より少し辛めで。
宍道湖のしじみがうまいのはその辺のバランスじゃないのか。
なんていいながら。次はオリーブオイルだ。
にんにくはスライス。鷹の爪、邪道かもしれないが
ベーコンも入れさせていただこう。
好きなんだ、ハムとか、サラミとか、ソーセージやら加工品の肉類が。
カラダに悪い?知ったことですか、そんな世迷い言。
人は健康や長生きを目的に生きてるわけじゃない、
じゃなんでって?楽しむためだろ。
それになんていったって、これから作るのは
昨日までを忘れるためのシンプルメニューなのだから。