【２５２日目：毎日ご質問回答】目の前に下を向いて元気がない方がいたら、どうしますか？

ご質問ありがとうございます。

下を向いて元気がない方にまず、挨拶をして声を掛けます。急いでいるようなら、「あなたと気持ちが良い挨拶が出来て、一日気分良く過ごせます。ありがとう。」と伝えて、別れます。急いでいないようなら、相手の表情、動作、言動から判断して、相手が興味を持つかもしれない話題をどんどん振ってみます。その返しが、鈍い場合は睡眠の話題を持ち出します。大抵の方が睡眠の質と量の悪さを口にするので、共感する言葉を交わします。そして、「あなたと睡眠について興味深いお話が出来て、楽しいひと時を過ごせました。ありがとう。」と伝えます。

長く話せそうな方であれば、自分の観察結果から出てくる相手への興味ポイントをどんどん言葉に乗せて、会話をしていきます。何なら、意気投合したら私が25年通っている、1100円で食べ放題の新宿三丁目の焼肉バイキング『味仙荘』に連れていき、美味しお肉とホルモンと野菜と飲み物とご飯とお味噌汁とスイーツを食べながら、バカ話も含めて話します。

そして、知り合ってから数か月過ぎて、こう伝えます。「あなたと話をしていると、元気が出てくる。気分を上げてくれる。ありがとう。」

最新の心理学の研究結果にも出ているのですが、下を向いて元気のない人は実は誰かの元気の素になる可能性があるんです。要はとても簡単なことです。元気のない人がいる。それを見て、声を掛けた人が自分とのコミュニケーションを通して、元気のない表情が元気のある表情に変わっていくと実は元気になるのは声を掛けた人であるという結果です。

だから、大事なのは自分の素直な気持ちを出すこと。落ち込んでいる時は落ち込んでいる表情でいい。ひねくれた言動や行動はいらない。全身で落ち込んでいると表現すればいい。なぜなら、それを見て、声を掛けた人こそがあなたの変化を感じ取って、元気をもらうのだから。

人間はどこまで行っても、AI人工知能がいくら発達しても、リモートワークのみになっても、社会的につながりを求める本能が備わっている生き物です。そうやって、何度となく絶滅の危機を乗り越えてきました。自分個人の気持ちの中で自滅してしまいそうな気持になった時、それを素直にひねくれないで、表情、言動、態度に出していいんです。それが、偶然つながったどこかの誰かの元気の素になる可能性があるから。

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