不眠症のハナシ【その1】
離婚の宣告と、慣れない海外での生活(英語を話せないので本当に辛かった)という、ストレスダブルパンチによって発症した「不眠症」・・・かれこれ3年くらいの付き合いになる。最近、周りでも「よく眠れない」という話を耳にすることが増えてきた。あくまで私の見解になってしまうが、自身の経験も踏まえて「眠れない」全ての人に伝えたいことがあるので、3回くらいに分けて書いていきたい。
1週間続いたら行動を起こそう
早速結論なのだけれど、不眠症状が1週間続いたら、病院を探して、予約を試みてほしい。不眠の症状は人や時期によって色々ある。以下のような症状が単発で起こることもあれば、併発することもある。最初の症状から変化していくこともある。
入眠困難
床についてもなかなか(30分~1時間以上)眠りにつけない。
中途覚醒
眠りについても、翌朝起床するまでの間、夜中に何度も目が覚める。
早朝覚醒
希望する時刻、あるいは通常の2時間以上前に目が覚め、その後眠れない。
熟眠障害
眠りが浅く、睡眠時間のわりに熟睡した感じが得られない。
スイミンネット(Suimin.net)より引用
これらの症状は「不眠症」でなくても、ちょっと生活習慣が乱れているレベルでも起こりうる。なので、「あれ?ちょっとおかしいかな」と思っても無視してしまったり、人に話をしても「気の持ちようでしょ」と言われることも多い。
しかし、このような症状が1週間続いたら病院にかかる準備を始めてほしい。なぜなら「不眠症」は1ヶ月が勝負だからだ。1ヶ月以内に症状が改善すれば自己治癒する可能性が高く、これを超えると自己治癒が難しく、長引く傾向にあるらしい。長引く程度もさまざまで、私の3年何で短いほう・・・20年以上も改善しないこともあるらしい。
更には、睡眠外来・メンタルクリニック・精神科などの「心の医療機関」は予約がなかなか取れない!初診だと予約すら1ヶ月先になることも。まずは予約を取って、その間に症状が改善したら、キャンセルすればよい。
生活習慣の改善が効果的なのは初期段階
「最近眠れなくて・・・」と人に相談すると、最も返ってきやすい返答のひとつが、「早起きして、よく働いて、運動したら寝れるよ!」というもの。その通りといえばその通りなのだけど、そんな簡単なもんじゃねえぇぇぇ!とイラっとすることもあったり。
これは本当に個人的な見解なのだけど、生活習慣の改善は初期段階で一番効果的なのではないかと感じる。友人にも不眠の症状で悩んでいる人がいたのだけれど、意識的に生活習慣を改善することで、症状が改善した人がいる。詳しくは後述するが、私は1年くらい放置してから本格的に対処しはじめたので、生活習慣の改善だけではなかなか効果が出辛かった。(もちろん、やったほうがいいのは間違いなし)
「最近よく眠れない」を舐めないでほしい。まずは1週間・・・続くようだったら、プロに頼ることを検討してほしい。