映画『日本のいちばん長い日』大戦の重みをじっくり受け止め・・・。そして私の祖父はシベリアで
前回は『空母いぶき』について書きました。すこしナショナリズムが高揚したせいか、また、戦争映画を見てしまいました。
今度のタイトルは『日本のいちばん長い日』
終戦を迎える数ヶ月、そして、原子爆弾を落とされてから天皇陛下が終戦のラジヲ放送を迎えるまでの、多くのドラマが展開され、俳優の皆さんの気迫を感じるいい映画でした。
もちろん、すべて真実は伝えられていないかもしれませんが、戦争によって人々は最後の最後まで誇りを捨てなかった。戦争は反対だけど、そういうシュチュエーションが自分に降りかかったら、どんなことを考え、どんな行動をするのか。それを最後まで考えさせられる映画でした。
私いるかの祖父も今の北朝鮮で敗戦を迎えました。そして、戻ってきたのは、1947年。敗戦後の2年あとのことでした。もう祖父が92歳で他界して、本人からは直接戦争の話を詳しく聞くことはできませんでしたが、寒い冬でも、ストーブもこたつも必要ない、強い肉体をもっていたと記憶してます。そう、シベリアに捕虜、強制労働者としての生活は、死と隣り合わせでした。そう、仲間の日本人たちはほとんどが命を失ったと聞いています。
私の祖父も、ソ連から亡くなったという知らせを受けて、家族一同落胆したと聞いています。しかし、その数ヶ月後、ひょっこり帰ってきたのです。まあ、幽霊でもみているようだったでしょう。もし、本当にシベリアの地で亡くなっていたら、私は存在しません。
今回の映画は、ほんの戦争の一場面でしかありません。日本で世界で多くの戦争体験者たちのドラマがあったのです。
日本の先輩たちに敬意を表します。
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