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【絵本】月の紳士

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【絵本】月の紳士をまとめたものです。
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#シルクハット

【絵本】月の紳士 :クマの「パウロ」編 第002話

【絵本】月の紳士 :あらすじ編 第001話へ進む ある日のことです。 クマのパウロは、いつも通りに「月の紳士」の家を訪ねようとしていました。 月の紳士は、シルクハットに黒いスーツを身にまとい、美味しいコーヒーを淹れて、ためになる話を聞かせてくれます。まあるいモフモフのパウロ。 月の紳士に会えると思うと、今日も鼓動が高鳴ります。 しかし、何と言う事でしょう。 いつもそこにあったはずの月の紳士の家が無くなってしまっていたのです。その敷地がすっからかん。一軒まるごと無い

【絵本】月の紳士 :カエルの紳士「マイク」編 第003話

【絵本】月の紳士 :あらすじ編 第001話へ進む 大きな船。大きな音。大きな港街。 小さなクマのパウロはついに「観覧車のある港街」に到着しました。月の紳士がいることを証明するために、パウロは石造りの街並みの中をどんどん進んでいきます。初めて見るものばかり。 銀行、法律事務所、設計会社、大きな郵便局などなど。建物のガラスに反射した光で目がチカチカしてしまうパウロでした。 ふと目を向けると、そこには、美味しそうなパン屋さんがありました。 そのパン屋さんには、なんと「月の

【絵本】月の紳士 :時計師のサムとアラン編 第004話

【絵本】月の紳士 :あらすじ編 第001話へ進む チクタク、チクタク。 耳を当てると音がする懐中時計。マイクの紹介で「時計の修理屋さん」へ訪ねる事になったパウロ・マイク・ジョニーのお三方。 街の路地。その裏の、そのまた裏。それはもう表なんじゃないか?とパウロが思うほど細道をずっと進みます。そこには確かに小さな時計の修理屋がありました。その小さな入り口には「La Mortre」と看板に書かれています。 軽快にそして紳士的に、「コンコンッ」とステッキの持ち手部分で、入り口

【絵本】月の紳士 :アヒルの刑事「ポール」編 第005話

【絵本】月の紳士 :あらすじ編 第001話へ進む ちょっと物語は、過去に戻ります。3人の冒険はひと休み。 むかしむかし、まだカエルの紳士「マイク」が小さかった頃のお話です。実はマイクは少し「悪(ワル)」でした。改心して紳士になるまでのお話です。 アヒルの悪ガキ「ポール」とつるんでいたマイク。ただただ悪かったわけではありません。彼はギャングストリートボーイズを結成して街の悪い権力者と戦っていたのです。 ウサギは「トム」。ハリネズミは「フラッシュ」。ブタは「ベン」。ウマは