教えるほうが積極的なのでなく、学ぶ方が積極的であれ
こんばんは！五十嵐です。
いま読んでいる本『思考の整理学』
前回の日記で書いたことに関連したことが出てきました。
冒頭の章の文章を一部引用します。
グライダーと飛行機は遠くからみると、似ている。空を飛ぶのも同じで、グライダーが音もなく優雅に滑空しているさまは、飛行機よりもむしろ美しいくらいだ。ただ、悲しいかな、自力では飛ぶことができない。
学校はグライダー人間の訓練所である。飛行機人間はつくらない。
（中略）
人間には、グライダー能力と飛行機能力とがある。受動的に知識を得るのが前者、自分でものごとを発明、発見するのが後者である。両者はひとりの人間の中に同居している。グライダー能力をまったく欠いていては、基本的知識すら習得できない。何も知らないで、独力で飛ぼうとすれば、どんな事故になるかわからない。
確かに思い当たる節があります。
学校は「（受動的に）教えてくれる」ところであって、「（積極的に）学ぶ」ところではなかったように思います。
これは学校制度が整えば整うだけ、そういった傾向になるようです。
教育が行き届いていない国々の子ども達は『学ぶ』と言うことに飢えているという話を聞いたり、映像でみたことがあります。
では、日本でも学校のない時代の教育はどうだったか。
入門してもすぐに教えるようなことはしない。むしろ、教えるのを拒む。剣の修行をしようと思っている若ものにに、毎日、薪を割ったり、水をくませたり、ときには子守りまでさせる。なぜ教えてくれないのか、当然、不満をいだく。これが実は学習意欲を高める役をする。そのことをかつての教育者は心得ていた。あえて教え惜しみをする。
じらせておいてから、やっと教える。といって、すぐにすべてを教え込むのではない。本当のところはなかなか教えない。いかにも陰湿のようだが、結局、それが教わる側のためになる。それを経験で知っていた。
頭だけで学ぶのではない。体で覚える。
確かに、こうしたほうが「学びたい」という気持ちは高まるし、いざ教わるときには、聞き逃すものか、見逃すものかと必死になるのかもしれない。
僕も、よく学びの機会は「1 take,1 chance」だよと口すっぱく言っていただく！
これか、と腑に落ちました！
何事も、一瞬一瞬そのときに全身全霊をかけて学ぶからこそ、自分の骨身になるのだなと感じました。
秘術は秘す
師匠がそう思うのであれば、その秘す部分を自らつかみとっていく弟子でありたいと思います。
グライダー人間でなく、飛行機人間になろう。
最後まで読んでいただきありがとうございます！
そして読んだということで『スキ』『ハート』をしていただけると嬉しいものです！
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