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地上と宇宙をつなぐ金のキセキ—パリオリンピックとゴールデンボイジャー

2週間にわたるパリオリンピックが終わりました。今回は金メダルラッシュでいつも以上に楽しめました。

結果として世界でベスト3とのことです。おめでとうございます!

1位:中国(金40・銀27・銅24・合計91)
2位:アメリカ(金39・銀44・銅43・合計125)
3位:日本(金20・銀12・銅13・合計45)
4位:オーストラリア(金18・銀19・銅16・合計53)
5位:フランス(金16・銀25・銅22・合計63)
6位:オランダ(金15・銀7・銅12・合計34)
7位:英国(金14・銀22・銅29・合計65)
8位:韓国(金13・銀9・銅10・合計32)
9位:イタリア(金12・銀13・銅15・合計40)
10位:ドイツ(金12・銀13・銅8・合計32)

上記記事

そのせいか、いつも以上に選手が金メダルを噛むシーンをよく見かけました。そもそもの由来ですが、こちらによれば、本当の金かどうか確かめる(純金は柔らかいので歯形がつくらしい)ためだそうで、とどのつまり科学調査ですね☺

水を差すと、実際の金メダルはほぼ銀で出来ており、金でコーティングしているとのこと。まぁ、あくまで勲章なので中身の成分にケチをつける人はいないでしょうが。

そして「金」つながりで極めつけは、8月11日に行われた閉会式で、思いもよらない光景を目にしました。

ゴールデンボイジャー」と呼ばれたこの不思議なキャラクターは、無人宇宙探査機「ボイジャー」から着想を得たそうです。

ボイジャーは1977年に打ち上げられましたが、地球外知的生命体との遭遇を期待して、地球の基本的な情報(言語・音楽・数学など)を詰めた通称「ゴールデンレコード」が積まれています。

なんと今でも探査を続けている地球最遠の人工物です。1年前の関連記事を載せておきます。

既に両機とも太陽系を脱出して銀河の中心方向に突き進んでいます。しばらくデータ送信に問題があったのですが、今年の4月に意味のあるデータを再度受信に成功という発表がありました。つまり、まだまだ現役です。

もっとリアルタイムにボイジャーの情報を見たい方は、下記のNASA公式サイトがおすすめです。今の位置を(電波通信なので光速の時差はありますが)更新しています。

投稿時点で、両機とも約164AU(天文単位)、つまり太陽距離の164倍にあたる、245億kmの彼方を航行中です。

地上と宇宙のゴールデンコンビ(トリオ?)に思いを馳せて、国を超えた平和の祭典に心から祝福を送りたいと思います。

運営関係者の皆様本当にお疲れさまでした。そして全ての参加選手の皆様、本当に素晴らしい演技を楽しませてくれてありがとうございます。

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