マガジンのカバー画像

宇宙に関する謎・ニュース

224
最新のニュースや論文を題材に、宇宙のホットな情報をまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

宇宙を解き明かす先駆者:カール・セーガンの科学的遺産

11/9は、SF作家カール・セーガン(Carl Sagan、1934–1996)の生誕日でした。それを記念した記…

福岡 浩二
3日前
17

H3ロケット4号機で打ち上げられた防衛通信衛星「きらめき3号」の役割と意義

H3ロケット4号機が無事打ち上げを成功しました。 商用機としては2機目です。 今回打ち上げ…

福岡 浩二
7日前
12

地上と宇宙でのハロウィン

以前に、ISS(宇宙ステーション)で感謝祭(サンクスギビングデイ)を祝う話をお届けしました…

福岡 浩二
12日前
16

日本最北端にある注目のスペースポート(宇宙港)

日本の基幹ロケットH3の商用向け2回目(テスト含めると4回目)となる打ち上げが、11月2…

福岡 浩二
13日前
16

古代の巨大衝突!月の盆地が語る地球との絆

月に関する最新情報です。 新たな研究報告によると、月面最古かつ過去最大の隕石衝突地点の年…

福岡 浩二
2週間前
16

暗黒物質の鍵は火星にあり?原始ブラックホールの軌道揺らぎを探る

イーロン・マスク率いるSpaceXが、5回目となる次世代宇宙船Starshipのフライトテストで、また…

福岡 浩二
3週間前
21

NASAの新型X線望遠鏡:ブラックホールと銀河を照らす最新技術の挑戦

宇宙を観測する天文学は、長年「光」を頼りにしてきました。 20世紀後半になってそれに「電波」を使った方式が性能を発揮し、21世紀にはその他の手段も組み合わせた「マルチメッセンジャー天文学」がホットになっています。過去記事を載せておきます。 なかでもか20世紀から既に実績を出しはじめていたのが「X線」の領域です。下記の図でわかるように、高エネルギー領域です。 X線天文学の有名な事例として、史上初めて観測されたブラックホールがあげられます。1964年に発見された「はくちょう座

音で3Dプリンターをイノベする!?

技術で世の中に変革をあたえたケースの1つは「3Dプリンター」だと思います。 今では、より…

福岡 浩二
4週間前
27

近傍の恒星に惑星を発見:地球外生命の可能性は?

(生命探索候補となる)地球と同じような恒星を周る惑星は、今では5000以上も見つかっています…

福岡 浩二
1か月前
17

1111日間の宇宙滞在を達成!コノネンコ氏、前人未到の領域へ

以前に、宇宙飛行士の宇宙滞在記録が更新されたことを紹介しました。 この主役であるコノネン…

福岡 浩二
1か月前
11

天文学的ハプニングがもたらした進化の道筋:超新星と人類の関係

以前に、天文ショーの三尺花火「超新星爆発」が生命の種を生んだという話をしました。 超新星…

福岡 浩二
1か月前
13

ディラック賞で日本人選出:時空のものさしは「量子もつれエントロピー」!?

そろそろ、科学の祭典ともいえるノーベル賞の時期が近づいてきました。 ということで、最近は…

福岡 浩二
1か月前
12

SFを凌駕:太陽望遠鏡による未来天文学

以前に、三体というSF作品を取り上げました。 色んなアイデアが詰まった玉手箱ですが、その序…

福岡 浩二
1か月前
39

宇宙のロマン再び!大阪万博で展示される火星隕石と生命の謎

大阪万博までいよいよ1年を切りました。 そろそろ展示物の内容が気になるところですが、宇宙ファンとしてはうれしいメニューが発表されました。 数万年前に火星から飛来した隕石をなんと触ることができるとのことです。 重さは13キロで大きさは大体ラグビーボールサイズ。もちろんすでに分析は完了しています。 前回1970年の大阪万博では、アポロ12号が持ち帰った「月の石」が展示されたので、そのつながりも意識したのかもしれません。ちなみに、噂ではまた今回も展示できないか交渉中らしいで