自分が考案した超人が『キン肉マン』に登場!応募で意識したこととは?
こんにちは、りゅうパパです。
突然ですが、私は漫画『キン肉マン』に4体のオリジナル超人を採用された経験があります。今日は、そんな採用された超人たちの紹介と、その応募の際に少し意識していることについてお話しします。
(※私なんかが偉そうには言えません。私自身も150通以上送って4体しか採用されていないので。本編への本格採用はないですし、お恥ずかしい限りです。)
漫画『キン肉マン』は私にとって特別な存在であり、そんな特別な漫画に自分が考案した超人が登場したことは大変幸せな経験です。その経験を皆さんと共有し、同じような夢を追い求める方々の少しでも参考になればと思います。
採用は厳しいが…
実際、私は150通以上の超人デザインを送っており、それでもX(旧Twitter)などで見る限り、1週間に何十枚も送る猛者もいることを考えると、少ない方かもしれません。
もっと言うと、自分は子供の頃から漫画『キン肉マン』や『ゆうれい小僧がやってきた』、『スクラップ三太夫』などのゆでたまご作品にオリジナルキャラを送っていたので、ハガキ職人歴で言うと40年近いかもしれません。
ただし、本腰を入れてオリジナル超人を送り始めたのは、ここ数年で、「オメガ・ケンタウリの六鎗客編」が始まった頃からです。
その後、『キン肉マン』がWEB連載だけでなく、週刊プレイボーイにも再掲載されるようになり、「今週の採用超人」というコーナーもできたため、採用されやすい環境が整いました。
ちなみに、オリジナル超人を送ると、黒いシルエットだった超人が初めて姿を現すときのドキドキ感は格別です(ページをめくってがっかりもしますが)。また、私のゴット・ブロディとゼリーマンは、『キン肉マン』公式のLINE絵文字にもなり販売されています。
以下では、採用された超人たちを紹介します。
採用された超人について
1.ゴット・ブロディ
•超人強度::2300万パワー
•エピソード:約100通送った頃、ネタ切れし深く考えずに送った超人です。確かディズニー映画『リトル・マーメイド』のアリエルの父親(トリトン王)を見て、髭が印象的な超人を描きたくて、それを元に考案した記憶があります。
2.甲冑マン
•超人強度:不明
•エピソード:家族で東京ディズニーランドに行き、『美女と野獣』のアトラクションに並んでいる際に見た甲冑から思い付いた超人です。
3.ゼリーマン
•超人強度:95万パワー
•エピソード:ゼリーを食べていた娘のアイデアによる、ただのダジャレ超人です。採用など考えず、ゆでたまご先生が笑ってくれればいいやと思っていたのですが、見事採用されました。
4.ハナシ・カーン
•超人強度:87万パワー
•エピソード:ネタがなく友達にお題を出させたところ、「咄家(はなしか)」のお題をもらい、それをきっかけに自分でアイデアを膨らませた超人です。海外で活躍したプロレスラー、キラー・カーンの名前ももじっています。
以下の動画では、私の採用された超人の登場シーンを紹介しています。
ちょっと意識していること
先に述べたように、私自身も150通以上送って4体しか採用されていないので、偉そうには言えません。ただ、以下は少し意識しています。
•目立たせる
はがきに描く絵は、できる限り目立つように描き込んでいます。どんなに面白いアイデアでも、ゆでたまご先生の目に留まらなければ意味がありません。そのため、描き込み量を多くしています。絵の上手い下手はあまり関係ないと思います。
•シンプルなアイデア
私の場合、約100通送った頃、ネタ切れし深く考えずに送った超人が初採用されました。それがゴット・ブロディでした。本編登場は1コマだけですが、練りすぎたアイデアや考え抜いた超人よりもシンプルなデザインが良いのかもしれません。
甲冑マンも同じようなノリで作成し、本編で1コマ登場しました。大人になると、絵も上手くなり、凝ったデザインをしがちですが、本編で活躍する人気超人はシンプルなデザインが多いです。この点は要注意です。
まとめ
以上、私の経験と応募の際に意識していることをざっとお伝えしました。実際には多くの試行錯誤がありましたが、読者の皆さんがこの記事から何かを得ることができれば幸いです。これから同じ道を目指す方々に少しでも役立つ情報を提供できたら嬉しいです。