鳥山明原作の夏休み映画『SAND LAND』の評価は?
はい、どーも、りゅうパパです。
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ロングラン公開中、鳥山明原作の映画『SAND LAND』
9月24日の日曜日、東京はすっかり秋らしく、本日は寒いぐらいの朝でした。そんな9月も終わろうとしていますが、8月18日より公開された夏休み映画『SAND LAND』を2週間前に東京日本橋にて観てきました。
現在も一部劇場にてロングラン公開中のようで、映画レビューサービスFilmarksでも4.1点と高い得点を付け(9/24現在)、評判も上々のようです。
原作は、ご存じ、ドラゴンボールの鳥山明の漫画です。wikiを見ると、漫画は、全1巻の短期集中連載として2000年に週刊少年ジャンプに掲載されたそうです。
物語をざっくりお伝えすると、天変地異によって砂漠と化した世界で、水不足で困った人間たち、その世界には魔物も存在しており、保安官ラオと魔物のベルゼブブとシーフが協力して水場「幻の泉」を探す冒険活劇です。
感想はシンプルに面白かった!
映画の感想を一言でお伝えすると…あー、面白かったー!てな感じです。
複雑な伏線や今どきっぽい何度も続く回想シーンもなく、お話も基本一直線で分かりやすいシンプルイズベストな映画です。それ故、レビュー評価で物語がシンプルだし背景も荒野ばかりで退屈だったと言う低評価もあるようです。
そのような低評価もあるようですが、レビュー評価で3.5点以上もあれば、あとは個人の好みなので、映画の良し悪しはご自身でご判断ください。
ちなみに、この映画、ジョージ・ミラー監督の『マッドマックス 怒りのデスロード』みたいに、荒野を行って帰ってくるような…ほんとシンプルな映画です。
終始気になったノイズとは…?
と言うわけで、個人的には好きな映画ですが、終始気になったところがありました。
この映画、メインキャラは、3Dモデリングにて作成されたデータを2Dに落とし込んでいるようですが、メインキャラ以外のモブキャラなどは、2Dにて書かれております。そのため、質の高いメインキャラと、質の低いモブキャラとのクオリティの差がノイズになってしまい、物語に集中できない部分がありました。
背景も同じように、国王の城の背景は2Dにて描かれており、デッサンも狂っているように見えるし、且つ、その同じ背景絵を3回も使いまわしていたのが、非常に気になりました。
僕は、この『SAND LAND』の前にジブリ映画『君たちはどう生きるか』を観たこともあり、余計に背景のクオリティが気になりました。いやいや、ジブリ映画と比べるのは、いかがなものかと問われそうですが、同じ2,000円を払い鑑賞しているので、比べてもいいじゃないかと思います。
しかし、レビューサービスを見ても、このメインキャラとモブキャラの品質問題を指摘している人は少ないようなので、意外に不満に思っているのは自分だけかもしれません。映画『シン・仮面ライダー』にて映画撮影用カメラとスマホで撮った個所の画質うんぬんは、自分は気にならないので、その程度の問題かもしれません。
コンテンツは問題ない!悪いのはおじさんだ!
そんな細かい品質にいちゃもんを付けておりますが…この『SAND LAND』は夏休み映画であり、メインターゲットはおそらくVジャンプを読んでいるような小学校高学年ぐらいの男子だと思うんですよね。
そう思うと、コンテンツの品質等に問題はなく、このコンテンツを真面目に観て、厳しい批判をしているおじさんである自分に非があるのかもしれません。制作側も「そんな屁理屈じじい向けて作ってねーよ」と言いたいでしょう。
そりゃそうです。設定上は約2500歳ですが少年のベルゼブブに、40代の僕が感情移入するのは難しい問題ですから。
したがって、まとめますと…
この映画『SAND LAND』、メインターゲットは小学校高学年の男子だと思うと、メインキャラとそれ以外のモブの品質の差は問題なく、シンプルな物語でテンポも良くただただ楽しい冒険活劇映画でした!
そろそろ劇場公開も終了するかと思いますので、観ていない方は、動画配信時にでも是非どうぞ。
それでは、また。