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経営者に必要な財務知識

経営者の仕事とは?

経営者の仕事は「決める」ことです。
自分たちのミッションやビジョンを実現するために、目標を達成したり夢を実現するために、「将来のことを決める」ことが、経営者の仕事です。

新たにこういう事業に進出しよう。
あの町に新しいお店を出店しよう。
この会社と取引しよう。
この商品を取り扱おう。
この人を採用しよう。

などなど、

経営とは、大きいことから小さなことまで、様々な「決める」ことの連続です。

しかし、決めるためには、決めるための「基準」が必要です。
では、あなたは何を基準に決めていますか?

決めるための基準は?

「社会的に意義のあるかどうかが、私の基準です!」
「ワクワクするかどうかが、僕の基準です!」
「自分がやりたいことかどうかで決めています!」

などと言われる方がいますが、やめてください。笑

そういうことはもちろん大切です。
社会的に意義がなく、ワクワクもしない、自分がやりたいとも思わないことは、そもそも決めようとする検討のテーブルにものりません。
しかし、社会的に意義があるから、ワクワクするから、自分がやりたいことだから、と盲目的に決めるのはやめてください。
本人はそれで十分満足かもしれないですが、ビジネスは一人でやるものではありません。
お客さま、ビジネスパートナーや社員やスタッフ、金融機関などのステイクホルダーと呼ばれる方々など。そんな基準だけで決められると、周りの方々が大変迷惑を被ることになりかねません。

経営者の仕事は「決める」こと。
自分たちのミッションやビジョンを実現するため、目標を達成したり夢を実現するために、将来のことを決める。そしてその決めたことは、必ず成功させなければなりません。事業として成立させ、事業を継続させていく必要があるのです。

決めるために必要な財務面の基準

事業として成立させ事業を継続させていくためには、成功するという数字の根拠が必要です。いわゆる財務面での基準が不可欠なのです。

あなたは、永年の夢であるイタリアンレストランを新たに出店をしたいと思い、周りに話していました。すると、とても信頼しているスタッフから、下記のようなプランの提案がありました。

図1

そのスタッフによれば、今回のレストランの出店場所は、まさにあなたが希望していたエリア。現地調査も実施しており、その立地であれば十分な来店客が見込まれ、収支計画レベルの売上は十分に確保できる見込みだと。また、その他経費の見積りもほぼ堅く、収支計画レベルの利益は確実に確保できるとのことです。


経営者であるあなたは、
このプランにGOサインをだしますか?それとも、却下しますか?


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