|低山ハイク|生駒の神仏「白龍大神」「長尾の滝・天龍院」*くさかコース〜三杉大明神、桜と額田谷
2024年4月7日
近鉄「石切」駅、9時前着。
少し、霞んでいる。
改札を出て右へ歩き出す、左側には大阪(河内)平野が広がる。
ただ「古事記」の頃には、海がここまで迫っていた。
突き当たりを
右折、だんだん上り坂になる。
白龍大神。
今までも、通る時には見ていた案内版。
フェンスの向こう、近鉄の私有地内の神社、
本日は戸が開いていたので、桜に誘われて参拝。
(参拝者以外立ち入り禁止)
白龍大神
鳥居横にはお地蔵さん、
長い階段
鳥居をくぐると、
拝殿(小屋?)の前は、とても狭い。
左には社、
奥が拝殿の前になるので、本殿のようだ。
拝殿の向こうへ抜けると
白龍大神
公式の情報がないので、
ネット情報を整理すると
1、旧生駒トンネルに現れた白蛇をお祀りされている神社。
3、旧生駒トンネルの工事中や、開通後の事故、
そして安全を祈願して建てられた。
2、廃駅となった孔舎衛坂駅の敷地内にあるので、
普段は入れないが正月には開放されていた。
ということらしい。
戻り、入口横には、お不動さん。
新しい生駒トンネルが開通するまでは、
石切駅と生駒駅間に孔舎衛坂駅があり、
ここがそのホーム跡で、奥には旧生駒トンネルがある。
孔舎衛坂駅(くさえざかえき)
そう、神武天皇は
その後、熊野から太陽を負って北へ、
八咫烏に導かれ、奈良盆地一帯の指導者の長髄彦らを征服し、
橿原神宮にて日本国を建国したといわれる。
少し歩くと、くさかコースの登山口
東大阪市、くさかコースの紹介
急坂の七曲りを上がると
ここからが、府民の森くさか園地
しばらく上りが続く、
サクサク
眺めよし
石切場跡
生駒石といい、大坂城築城などに使用されたそうだ。
こぶしの谷、到着
コースを少し外れ、ベンチあり特等席
早いが昼食、10時前、六甲縦走弁当。
なだらかな坂の広場を
上りきると、管理道に突き当たり
右折し、しばらくはアスファルト道。
ぬかた園地に繋がり、辻子谷コースに繋がり
興法寺から続く、石畳の道を上る。
途中、右手に水場、
石畳の道を横切る流れの場所。
石畳の道の左側、踏み跡を頼りに入ると
三杉大明神
八大龍王
奥の石碑は不明。
三杉大明神、
てくてくマップには名前は載っているが、
どこにも情報がない。
ここは龍王池、
水源地か、雨乞いの地なのか?
園地として管理される前からあるのなら
山越えの途中の水場として
重要な目印だったのだろうか?
上りきり
右折し、管理道を歩く。
見晴らしよし、
やっと天気が良くなる。
空の雲は、龍に、
惜しいが見えはしない、、、
アジサイ広場を過ぎ
摂河泉コースを下る。
途中案内あり、深く右折。
ピンクのテープが続く
下る、桜の花びらと影が迷彩柄のようで
距離感がつかめず歩きづらいが、
見上げると、咲いている。
案内あり、ただ足場は悪い
急坂、下り、ストックが必要
途中、危ない細い道もあり、到着。
長尾の滝・天龍院
そして、昭和四十年代に金峯山寺大阪別院とされたそうだ。
階段を下ると、境内が広がり見える。
途中には
慈雲尊者の坐禅石
ここで坐禅を組んでいたそうだ。
いい場所、見つけましたね。
続いて階段を下ると
大黒天
本堂
龍王、神々
慈雲尊者の像
長尾の滝、雄滝
慈雲尊者、
いろんな面を見せてくれる。
大阪の興味深い寺社とも関係が深い、
江戸時代は、近い過去だ。
上からも見えていた褌姿の修行の方が、
これから滝行するので、滝の写真を先に撮りますか?と、
声をかけて頂き、ありがたく写真を撮る。
六根清浄!と
大きな声で、唱えられている。
不浄なものを見ない、
聞かない、
嗅がない、
味わわない、
触れない、
感じないために俗世との接触を絶つことだそうだ。
本堂は二分されており、
右が本尊、八大龍王を祀り、
左は蔵王権現を中尊として不動明王と役行者が祀られている。
参拝。
本日は、お釈迦さんの誕生日の前日、
振り返り、
出ようとすると、
下から何か作業の男性、
どちらからと尋ねられ、上から、石切からと答えると
私も昔はよく石切から歩いたと、
また、ここは天王寺や堺の方もよく来られるとのこと。
階段を下る。
たくさんの神々
長尾の滝、雌滝
門があり、
ここまでが天龍院だろうか?
ただ、
道端には石仏が続く
役行者
石仏ひとつづつに
参拝しながら、ご夫婦が
上がってくる。
馬頭観音、珍しい。
額田谷、
谷筋の道には
廃寺や
個人の石仏なども多数あり、
信じる者が無くなれば
いやでも
朽ちていく。
別れる明暗、
暗部では
残った想いだけが
いつまでも
見え隠れし、
まとわりつく。
六根清浄。
剣と羂索を持ち、真摯な表情の不動明王、
着物の裾に動きがある足元、良い。
大阪(河内)平野が見え、
現実に戻る。
六根清浄。
枚岡公園管理事務所の近く、
この辺りからは住宅地、
近鉄「額田」駅までは、すぐ
電車が来たのが見え、走る、
ちょうど乗れ、12時半頃。
ありがとうございました。
※他の生駒の神仏はこちらに、
※生駒山の多様な宗教の施設や状況の資料として、
以下の2冊が詳しくて面白い。
「生駒の神々」1985年発行
その続編、四半世紀が経過し、再訪問の調査研究。
聖地再訪「生駒の神々」2012年発行
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