打席に立とう【#48何があってもマイペンライ!】
ずっと打率を気にする生き方をしてきた。私は元来、几帳面な性格だった。テストでは必ず見直しをしていたから、ケアレスミスをしたことはほとんどない。失敗しないことが得意だった。
おかげで学生時代はかなり得をしてきた。私より明らかに地頭のいい友人に定期テストの点数で勝ったことが何度もある。彼は驚くほどケアレスミスをするのだ。ちなみに彼は東大へ行った。
学生時代は打率の高さ、失敗しないことを評価されてきた。しかし社会人になると、突然ルールチェンジが起きた。社会人として評価されるのは5打数4安打の打者ではなく、300打数20安打1本塁打の打者なのだ。
『武器になる哲学』『ニュータイプの時代』など数々の著書をもつ山口周さんは、キャリアについて「打率はどうでもいい。それよりも打席に立ち続けること。どこかで長打が出ることが大事」と語っている。
学生時代は公平が原則だったから、全員に同じだけ打席が回ってきた。だから打率が重要視されたのだろう。けれど社会人はシビアだ。黙っていたら打席は回ってこない。
そして、もはや誰も打率など気にしていない。自ら打席に立ってブンブンバットを振り回す。何度三振したとしても1本ホームランを打てば勝ちなのだ。
セーフティーバントなどしている場合ではない。一発狙いで思いきりバットを振ろう。三振に倒れても、何度だって打席に立ってやる。
※この記事は2024年4月29日にTwitterにて投稿したものです。
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