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書く力を上げたい人へ。7年目ライターおすすめのライティング本12選

「文章力を上げたいけど、何で学べばいいんだろう…」
「ライティングに関する本が多すぎて、どれを読んだらいいか分からない…」

そんな悩みありませんか?

こんにちは、フリーライターの岡村幸治です。

スポーツ新聞の野球記者を経て、2021年からフリーランスのライターに。記者時代も含めて、現在ライター7年目です。主に経営者やアスリートなどの取材記事を執筆しています。

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これまでたくさんの書籍を読んだり、講座を受けたりしてライティングを学んできました。このnoteでは、自分の経験をふまえておすすめのライティング本を12冊紹介します。

12冊はどれも良書ですが、レベルや目的に応じて適した本が違うので、どんな人におすすめかを具体的に書きました。書く技術を身に付けたい人、もっと面白い文章を書けるようになりたい人は、ぜひ参考にしてください!

具体的な文章術を知りたい方は、こちらがおすすめ↓


新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング(唐木元)

ライターを目指す人、もしくはライターデビューしたばかりの人に1冊だけすすめるとしたら、僕はこの本を推します。ライティングの基礎がとてもわかりやすくまとまっているので、書かれている内容をマスターすれば平均点を超える文章が書けるようになると思う。初心者には全力でおすすめだけど、かといって中級者以上には役立たないわけでもない。基礎はライター歴何年になっても大事。ライター7年目でもめちゃくちゃ勉強になりました。

こんな人におすすめ
・ライターデビューをしたい人
・まずは平均レベルの文章を書けるようになりたい人
・ライターではないが、企画書やレポートなど文章を書く機会がある人

文章力の基本(阿部紘久)

日本語の文法、書き言葉の正しい使い方を解説した本。国語への苦手意識を持っていたり、文法の間違いをよく指摘されたりする場合は、まずこの本を読み込むとよい。添削例が豊富に載っているので何が間違いで、どう直せばいいかが理解できる。「基本」と言いながらもボリュームは十分で、この1冊をやっておけば、いち早く正しくわかりやすい文章を書けるようになると思う。

こんな人におすすめ
・国語、作文への苦手意識を払拭したい人
・日本語の「てにをは」、文法の間違いをよく指摘される人
・正しい日本語で文章を書けるようになりたい人

書く仕事がしたい(佐藤友美)

「書く仕事がしたい」と思ったら、真っ先に読むべき本。書く仕事にはどんな種類があり、どんな人が向いているのか。ライターはどれくらい稼げるのか。どうすれば物書きとして生きていけるのか。書くことを仕事にしたいと考えるあなたの疑問に徹底的に答えてくれる。20年以上ライターとして活躍する著者の経験、生々しい情報がてんこ盛り。役に立つノウハウもたくさん書かれていながら、感情も揺さぶられる。読み終わるとライターになりたくなる。書くモチベーションが上がる1冊。

こんな人におすすめ
・書く仕事がしたい人
・自分がライターに向いているかどうか気になる人
・ライターとして食べていくためのノウハウが知りたい人

書くのがしんどい(竹村俊介)

タイトルがうま過ぎて、つい手に取ってしまったこちらの本。「書くのがしんどい」と思ったことある方、いるんじゃないですか?そのしんどさを徹底解剖して、一つひとつ解決していく。また、文章術本でありながら、発信術本でもあるのも特徴。長い文章だけでなく、X(旧Twitter)活用術についてもかなり詳しく書かれている。SNSでメッセージを届けたい経営者、何者かになりたい個人は必読の書。

こんな人におすすめ
・書くのがしんどい人
・SNSで届けたいメッセージがある人
・発信を通して、何者かになりたい人

書く習慣(いしかわゆき)

noteが好きな人にはぜひこの本を手に取ってほしい。「書きたい気持ちはあるけど、何をどう書いたらいいか分からない」「平凡な文章になってしまう。どうすれば人に読まれる文章が書けるのか」と悩んでいる人に、たくさんのヒントが届けられる。ネタの見つけ方、タイトルの付け方などの学びも多いが、この本の最大の魅力は思いっきり背中を押してくれること。「もっと自由に楽しく書いていいんだ!」と思える。気持ちが明るくなるので、メンタルが落ちた時にも読みたい1冊。

こんな人におすすめ
・書く習慣を身に付けたい人
・書くことで自己表現をしたい人
・多くの人に読まれるnoteを書きたい人

文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる文章の書き方29の掟(pato)

面白い文章を書けるようになりたい。もっと多くの人に読んでほしい。そんなあなたには、こちらの1冊。本質的な意味での「バズ」とは何かを学ぶことができる。どう書くのかについても教えてくれるるが、なぜ書くのかを徹底的に問われる本でもある。趣味で書きたい人から、すでにライターとして活躍している人まで、全ての書き手に気づきを与えてくれるはず。これは名著。個人的には半年に1回くらいは読みたい。

こんな人におすすめ
・文章でバズりたい人
・自分には文才がないと絶望している人
・それでも、どうしても伝えたいことがある人

書けないんじゃない、考えてないだけ。(かんそう)

これは唯一無二の革命本。月間PV240万のエンタメブロガーの全てがここにある。次から次に格言が出てきて、メモの手が止まらなかった。正直、本書の内容を全て実践するのは難易度が高い。が、1つでも持ち帰ることができれば書籍代の元は取れる。それくらいスーパーな1冊。「なぜこの文章はおもしろいのか」を実例たっぷりで言語化されている。とにかくおもしろい文章を書きたい人向け。

こんな人におすすめ
・おもしろい文章を書けるようになりたい人
・推し(好きなこと)について書きたい人
・心の中で、自分の文章はもっと読まれるべきだと思っている人

人を操る禁断の文章術(メンタリストDaiGo)

タイトルの通りで、読みながらちょっと怖くなってしまうほど。セールスライターなど、商品を買ってもらうための文章を書きたい人は必読。ただ、SEOライター、取材ライター、そしてライターではない一般人にも刺さる内容だと思う。改めて文章の力ってすごいなと思わせられる。本書を読む前の自分にはもう戻れない。

こんな人におすすめ
・文章で人の心を動かしたい人
・有料noteを書きたい人
・セールスライティングを学びたい人

誰も教えてくれない編集力の鍛え方(まむし)

ライター・Webメディアまわりのあれこれを幅広くまとめた1冊。企画編・取材編・執筆編・制作管理編・編集編・キャリア編に分かれていて、文章の書き方だけに特化した本ではない。会社員としてライターをしている人やチームで記事コンテンツをつくっている人、メディア事業に関わる営業やマーケティング職の人にはとてもよさそう。ライターではないけど記事を書くこともある、ライターと関わる仕事をしている、そんな人はとりあえずこれ1冊読んでおけばOK。

こんな人におすすめ
・会社員ライター
・いい企画を立てられるようになりたい人
・ライターとしてのキャリアをどうすべきか考えている人

読みたいことを、書けばいい。——人生が変わるシンプルな文章術(田中泰延)

12冊の中でも圧倒的なおもしろ本。書くためのテクニックではなく、書くための考え方を教えてくれる。読んですぐに文章力が上がるわけではないが、文章を書いて生きていくための本質が語られており、書くことが好きな人にこそ刺さる。自分もこの本ではじめて著者の田中さんを知ったが、すっかりファンになってしまった。書くことに対するモチベーションが上がると同時に、今まで自分が書いていた記事って、、、と落ち込むことも。読み物としてもおもしろいので、何度でも読みたい1冊。

こんな人におすすめ
・おもしろい文章を書けるようになりたい人
・ライター中級者で、もっとレベルアップしたい人
・SEOライターをしているけど、なんか違うなと思っている人

1冊でゼロから達人になる「書く力」の教室(田中泰延・直塚大成)

ライターの田中さんがライター未経験の直塚さんに「ライターとして生きていく術」をガチで教え、その講義を書籍化した1冊。このようなつくりなので、ライター未経験の人にもわかりやすい。心構えから取材・執筆の具体的なノウハウまで全部網羅されている。ゼロから取材ライターを目指す人に1冊だけすすめるとしたら、この本かな。時代や仕事の種類(媒体)に左右されない本質論なので、中級者以上の人にもおすすめです。

こんな人におすすめ
・取材ライターになりたい人
・自分の名前で仕事をしたい人
・AIにも仕事を奪われず、ライターとして長く活躍したい人

取材・執筆・推敲——書く人の教科書(古賀史健)

本というより辞典。帯に「この一冊だけでいい。100年後にも残る『文章本の決定版』を作りました」と書いてあったが、その通りかも。内容が盛りだくさんで、かつ深い。自分ができていないことがたくさん書かれていて、まだまだだなと思わせられる。ライティングのプロフェッショナルになりたいなら、絶対に読むべき。ただし、これからライターを目指す人やライター初心者はまだ手を出さない方がいい。

こんな人におすすめ
・ライター中級〜上級者
・取材力を高めたい人
・ある程度ライターの仕事はできるようになってきたが、もう一段階、いやもう十段階くらいレベルを上げたいと思っている人


以上、おすすめのライティング本12冊の紹介でしたー!当然だけど、本を読むだけで文章はうまくならない。学んで書いて、学んで書いての繰り返しでちょっとずつ磨かれるものだと思うので、頑張りましょう!!

■ あわせて読みたい

12冊の中から36の重要ポイントをまとめたライティングの教科書↓


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岡村幸治(コージー)
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