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「安すぎる、値上げしたらいいよ」と言う、お客さんの声の中に隠された真意。

飲食店のオーナーさんとお話をしていると、1つ気になることがありました。

最近はテーマとして、やっぱり原価の話になるのですが、そうすると、最終的には売価にいかに転嫁していくかということに行き着きます。

つまり値上げをどうしていくかというお話ですね。

実際にコスパで見ると、本当にクオリティー的には値段を上げていけるようなお店だったりします。

その時に結構な割合で出てくるのですが、

「お客さんからも全然値段を上げちゃっていいと思うよ!ってよく言われますね」
と言われるオーナーさんが多いのです。

この時に考えたいのが、そのお客さんがどこまで本気で思っているのかということなのです。
どういう会話が発端でそうなったのかというところから、本意を探らないといけないと思っています。

つまり、そのまんま鵜呑みにしない方がいいということ。

例えば「値段上げた方がいいよ」というお客さんの本音を分解してみると

●最大の賞賛
ということが、オーナーさんが受け止めている事だと思います。

●見栄
ということも大いにあり得たりします。特に誰かと来ている時に、パフォーマンスとしては、その連れて来ている人向けに発せられている場合。

●少数派
っぽい事を語って、オーナーさんに「私は味方ですよ」と思ってもらう事を前提に言ったケース。

他にも色んな意図があって、「こうした方がいいよ」という言葉に発せられると思います。

なので、それがどの気持ちが大きく、発せられたのかはちゃんと分解しないといけないのです。

ひねくれではなくって、言葉の中に入っている真意を受け止めて、その上で行動に移さないといけないかと思います。

お客さんの声を取得する時に、匿名でもらうのか、記名でもらうのかでは、目的が変わります。

記名でだれかが特定されている状態でもらうお客さんの声は、どちらかというとイイ方に向かいやすい。
なので、その声をもとに集客を考えるので有れば記名の方がいいです。

ただ、本音を掬い上げるのであればやっぱり匿名の方が使いやすいです。
もちろんその匿名性を使って、攻撃する目的だったり、評価を下げる目的もあったりするのでその振り分けは必要ですが。

お客さんの声は、ちゃんとその背景を理解しておかないといけないというお話でした。


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