【飲食店経営】教科書のFLR(原価、人件費、家賃)にAを足して70%以内にする提案
昔ながらの教科書であるFLRってやっぱり結構正しいんだなって改めて検証してみると、そう思いました。
飲食店の経営でうまく行くためには、売上を上げることが第一だとして、その次にはコストの構成費をちゃんと考えないといけない。
もう釈迦に説法、孔子に論語、ルフィに海賊王とは何かと解くようなものですが、
F L Rとは、それぞれ
F=food=原価率
L=labor=人件費率
R=rent=家賃比率
のことを言います。
F Lで60%、そしてRで10%
合わせてFLRで70%までに抑えようというのが教科書の世界ではあります。
この中で、僕の考えでは家賃というのは広告費に近い動きをすると思っています。
立地や路面店なのか、地下、空中階なのか。
集客力や最大に何人収容できるのか人数が決まる。
例えば僻地な場所だと家賃が少なく済むが、広告費はかけないといけない。
もしくは地下だと、リアルに知って入ってくる人よりも他の集客方法を考えないといけない。
つまり低家賃の場所では、広告コストが発生すると。
そうすると、もう少し踏み込んで
RにプラスしてA(advertising=広告費)までを入れて考えないといけない。
それで大きな店舗とかではなく、個人事業主で他のコストとかを考慮するとおよそ
FLRAは69%〜75%に絶対に抑えないとうまくいかないのです。
考え方として、このLには自分の取りたい給料(手取りで考えてOK)を入れるということ。
仮に30万の真水で必要なのであれば、
Lに30万を足す。
ちなみに家賃比率は7%〜13%ぐらいまでです。
実際に計算してみましょう。
税抜20万の家賃なのであれば、
最低でも売上は150万は欲しい。
逆算しましたが、
それで75%の枠のうち、R(家賃)に13%を使いました。
残りFLA(原価、人件費、広告費)ですね。
ここに62%充てます。
広告費は3万までにしましょう。
これで A(広告費)に2%使いました。
残り60%です。
そしてF(原価)が35%ぐらいなのであれば、
L(人件費)が25%となります。
そのうち自分が30万を取るのであれば20%使用しているので、使えるL(人件費)は5%の75,000円です。
つまりこのお店の数字上、150万売上を上げることを前提として使えるリソースは、
人の部分で言えば75,000円、時給1200円で換算すると、62時間ほど他人の時間を使えることになります。
そしてうまくいっていない所はほぼ100%この比率がぐちゃぐちゃになっています。
もしくはおそらく売上が取れていないことに全て起因するのかと思います。
つまり家賃比率が13%以上になってしまっている。
そうするとお店のコンセプトや集客など、全点検する必要がありそうですね。
色々なお店の統計をとって、うまくいっている所といっていない所を分類していくとやっぱりここに行き着くのだなと感じました。
ちなみにこのFLRAで75%でも結構ギリギリで、本当は70%ぐらいにまで落とせることが望ましいです。