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#4-②構成上の反復
文体の舵をとれ
練習問題4
問2
語りを短く(700~2000字)執筆するが、そこではまずなにか発言や語りがあってからそのあとそのエコーや繰り返しとして何らかの発言や行為を出すこと。
ジジョジジョジジョジジョジジョ。8年目の声はねばつくほどで、はやくおわらないかなあと思う。
鍵は隠しておいたのにどんな嗅覚が働くのか見つけ出して車に乗ろうとしているところを、すんでのところで捕まえる。
「お
#4-① 重ねて重ねて重ねまくる/ 詩「ゆれる」
文体の舵をとれ
練習問題4
問1 語句の反復使用
一段落(300文字)の語りを執筆し、そのうちで名詞や動詞または形容詞を、少なくとも三回繰り返すこと。
そんなにもゆれてゆれてゆれているのはなにかと聞いているのです、と僕が云うと、足元も、目の前も、あなたの顔もです、と聡子が答える。
ゆれてゆれてゆれているのはあなたのこころではないのですか。混乱のあまり、僕は聡子の言葉を執拗に追って
#3-② 長短どちらも
文体の舵をとれ
練習問題3
問2
半から1ページの語りを、700文字に達するまで一文で執筆すること。
テーマ案 病院のベッド等での重要シーン
この数字はなんですか、こちらは、その数字はと母が繰り返すので、防護服の看護師は目線を少しだけ私の方へ動かし、困ったようなさみしいような目をしてーー目しか見えないのだ、眉は帽子の中で、口元はあたりまえに頑丈そうなマスクのなかにしまわれているのだからーー
#3-①長短どちらも
文体の舵をとれ
練習問題3
問1
一段落の語りを15字前後の文を並べて執筆すること。不完全な断片文は使用不可。
(テーマ案 ある種の緊迫、白熱した動きのある出来事)
細いエスカレーターの先がいい。上の階ならなおのこと。人の出入りは少ない。じっくりと探し物ができる。私は9階に降りたった。少ない中にも多そう、だからだ。たくさん並んだ背表紙を見上げる。どこならば補色かという視点をもって。少しずつ糸を
#2 ジョゼ・サラマーゴのつもりで
文体の舵をとれ 練習問題2
300~700文字で、句読点のない語りを執筆すること(段落など他の区切りも使用禁止)
目線の高さにスーツから少し見える白い襟襟がありそのうえにたっぷりと脂肪ののったものもあり襟には染みでた水分といったらだいぶんまろやかだけれどざくっといえば脂のしみしみしてよれよれになっているきたなげなのが電車の揺れにすこしだけ遅れて揺れて振動なのか体の動きなのかを通して隣へ隣へつ
#1-2 強烈な感情
ナラティブ、音を鍛える練習問題の②
動きのある出来事か、
強烈な感情(喜び、悲しみ、恐れ)を一段落くらいで。
乗り換えの途中でばたばたばたと階段をおりながら、ふうふうふうふう、からだじゅうの毛を逆立てる。噛みついてやればよかった。だめならひっかくのでも。爪のなかに皮膚の表面がたっぷり残っているならば、もうすこしくらい自分をみとめられるのに。なにがかわいいからだ、やつらのためになんか生きてない。
#1 - 1 うきうきと。
演習問題
語り(ナラティヴ)を意識して書くこと。
たったったったの足音がすこおし緩んで、俥夫が柄を地面へとおろす。
おおきにーとか決まりきった言葉を、きゃあきゃあいう標準語がかきけしていく。
「おにいさんの背中、まじやばかったー」
「記念にちょっとさわっといたらよかったかも!」
旅の恥はかき捨てっていうけど、あっこまで大声で、完全におばちゃんやん。あーいやなもん見てしまったわ。こんなんもう