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「お金をかけたのだから」を継続するためのエンジンにしないことにした | 金曜日のひとりごと

「お金をかけたのだから、さすがにやるだろう」

そういった類の期待を自分に向けたことが、これまで何度あっただろうか。そして、その期待に何度裏切られてきただろうか。

ホットヨガ、美容機器、趣味の講座、スキルアップの勉強……。

わたし自身、年々、なにかを新しくはじめることに腰が上がらなくなってきた。加えて継続するのは簡単ではない。

そんな話を最近友人たちとしたので、考えたことをまとめてみようと思う。

新しいなにかをはじめるということ

友人が話していて「あぁ、なるほど」と思ったのが、はじめるためのエンジンと継続するためのエンジンの2種類が必要だということ。

はじめるためのエンジンは、周りからの影響が大きい気がする。誰かの行動に影響を受けたり、環境が変わったり。刺激を受けて、背中を押されて一歩踏み出すイメージがある。

対して、継続するためのエンジンは、自分のうちがわにしっかりとした軸が必要になってくるのではないかなあと感じた。

たとえば

  • なんのためにやるのか

  • なにをゴールにするのか

といった目指すべき指針を持っているかどうか。

走り続けるときに、これらがあれば、遠回りしてもゴールにはたどり着けるのではないかと思っている。

1人のときの続け方

1人ではじめて、1人で続ける場合は先述したような指針が大事になってくると思う。

そこがしっかりしていたら途中の手段を間違えたとしても、きっと軌道修正できるし続けられる。

自分の中にも心当たりがあるものはいくつか思いつく。

たとえばキャリアの選択もそう。わたしの場合は、働き方や職種は紆余曲折あるけど実は向かっている方向は変わっていない。

片想いなので、一方的に終了を告げられる可能性もあるが、今のところは"それでもいいから走る"選択をしている。

あとは、昨年から趣味にしたくてはじめた水彩画も。

副業やフリーランスの働き方を意識するようになってから、身の回りにあるものすべてがインプットの対象になってしまった気がした。

純粋に楽しめないのだ。

アウトプットはもっとそう。勝手な思い込みだけど、成果を試されている気がするし、自分も心のどこかでは「なにかにつなげよう」としてしまう。

ちょっとそこに疲れたこともあり、純粋に楽しめる趣味をつくりたかった、という経緯があった。

先日、やっと共通課題のモチーフは描き終わったので、次回は自由課題になる。

いまはなにを描こうかワクワク考え中。

誰かと一緒に続けるのもあり

1人で続けるのが難しいときは、周りの人を誘うのもあり。

自分にとって、昨年1年間の期間限定で行っていたインタビューの企画はまさにそうだ。

1人だといくらでも途中でできない理由を挙げて辞めることができたと思う。

ただ、インタビューそのものが1人ではできない。さらに一緒にインタビューする人を見つけられたのは幸運だった。

完走できたのは、1人じゃなかったからだと感じている。

それから、この記事の冒頭に書いた友人たちとは、昨年から平日の朝7:30にオンラインで朝会を続けている。

Twitterでの呼びかけをみて、たまたま参加したのだが、気がついたら年を越しても続いている。

早起きは未だに苦手だが、待ってる人がいると思うと起きられるのだから不思議。

継続する力をお金にたくさない

振り返ってみると、わたしのやる気が空回りしたのは「目的があいまいなまま、勢いではじめた」「少し多めにお金を払うことであとには引けないと自分を追い込んだ」ものだったように思う。

それでもうまく軌道に乗るときも、もちろんあると思う。でも、わたしが今やりたいことの中にはないようだ。

自分のやる気は自分でつくる。
なんのためにどんなことをして、なにをゴールにするのか、自分なりのものさしを育てていきたい。

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