![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73895208/rectangle_large_type_2_fe02643b17e73fce4d62b16845e850e4.jpeg?width=1200)
第77椀 ナスのゴマ味噌汁
初出:2020年8月6日
<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから
「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタートしました。世話人、お味噌汁復活ライター、一般読者が思い思いの味噌汁を投稿しています。
味噌汁の出汁・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、毎日の食卓に味噌汁をいただく習慣を復活させるべく、活動の場を広げています。
私コイタは第1期からお味噌汁復活ライターをさせていただいております。ここでは私の書いた記事をまとめて紹介しています。
テーマ:『すり鉢は愉し』
「ナスのゴマ味噌汁」
お味噌汁復活ライターの小板和由です。今年も「ナスのゴマ味噌汁」の季節がやってまいりました。これ、実は以前すでに二回も書かせていただいておりまして、今回まさかの三度目の登場です。他に思いつかないくらい好きなんですよねぇ。
出汁は一回目は昆布、二回目は乾シイタケで取りましたが、今回は昨晩の豚肉を茹でた残り汁で作りました。もちろん肉そのものを具として入れていただいても満足な一品となります。
ナスはお好みのサイズに切ります。皮が固そうでしたら縞目に剥いてから、中身も固そうなら蛇腹に切り込みを入れたりもします。今回は1.5cm厚の斜め半月切りです。ミョウガは縦に四つ切りにするのが好きです。これを先ほどの出汁でくったりするまで煮ます。
煮ている間に炒りゴマをすり鉢ですります。ゴマの量はいつも目分量ですが、お椀一杯につき大さじ半分くらいかと思います。しばらくすっていますとねっとりしてきてすり鉢にへばりつくようになってきたらいい頃合いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1646816838465-ZDtXrWVz8A.jpg?width=1200)
そこへ味噌を加えてさらにすります。ちなみに我が家ではゴマのない時でも味噌は毎回すり鉢ですってから入れています。主な理由は、味噌仕込みの時に豆を粗く潰しているので、豆が割とそのままの形で残っている場合があるからです。基本すり鉢でするのが好きというのがありますけども、味噌を鍋の汁を足しながらすりのばしますと、なんだか味がまろやかになるような気がします。直径15cmくらいの小さめのすり鉢があると便利です。
のばしたゴマ味噌を鍋に加えて一煮立ちしたら完成です。ゴマの風味が食欲をそそりますね~。我が家では夏の王道お味噌汁です。
***
「ナスのゴマ味噌汁」
出汁:豚肉の茹で汁
具材:ナス、ミョウガ、ゴマ
味噌:手前味噌(米麦混合麹)
![](https://assets.st-note.com/img/1646816863122-BHT45issSn.jpg?width=1200)