ワインテイスティング〜D.R.C.ラターシュ 1995年〜
今回は、これまでの品種・生産国のシリーズとは少し趣向を変え、Twitterでも多くの反響をいただいた、こちらのワインのコメントをまとめさせていただきました。一つの参考にしていただけると嬉しいです。
ワイン解説
フランス・ブルゴーニュ地域圏ヴォーヌ・ロマネ村にある、赤、白ワインを製造しているワイン醸造所。世界で最高のワイン製造業者とされており、そのワインは世界で最も高価なワインの一つである。醸造所の名は所有する最も有名なワイン畑ロマネ・コンティからつけられた。
あるワイン評論家は次のように述べている。
「ロマネ・コンティとラ・ターシュは均衡の最高傑作であり、超越した男性的な力強さと女性らしい媚薬を感じさせる。これらのワインは、古いワインの木の成熟した実の完璧な香りと味とテロワール(土壌)の個性を反映している。これらのワインの複雑さの中で新木の香りを感じ取ることができないほどの完璧さを手に入れている。」
畑名は「労役」や「請負」を意味する「a la tache」に由来する。
小作人に対し、時間給ではなく面積に応じた支払いをしていたことが、この名前の所以とされている。
ラ・ターシュはもともと単一の畑ではなく、18世紀には1.43ヘクタールしかなかった。その後、ジャック・マリー・デュヴォー・ブロシェが、レ・ゴーディショのほとんどの畑を手に入れ、1933年にレ・ゴーディショの一部を併合したことにより、現在の6.1ヘクタールの面積に至る。
所有はロマネ・コンティと同様、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社によるモノポール(単独所有)。
畑は標高250メートルから300メートルに位置し、極めて水はけの良い畑。谷間の風の影響を受けにくく、比較的温かいクリマから造られるワインは、優美さと力強いを兼ね備え、最高のラ・ターシュは、ロマネ・コンティさえも凌駕すると言われている。年間生産量は約2万本。
テイスティングコメント
最後までご覧いただき、心より感謝いたします🥂