『真面目なエッセイ』7月1日はぜひタカノリの日に!<今日は何の日?>
7月1日は「琵琶湖の日」、と言った時点でもうわかる人にはわかるだろうから詳しくは書かない。その代わり、僕は結構へそ曲がりなので違う「タカノリ」について書く。
ちなみに(こちらのエッセイでは「ちなみに」が多いのだけれど、別に鈴木ちなみさんに向けて書いているわけではありません、念のため)、<へそ曲がり>をネットで調べてみると<へそ>は<臍(主に人間のへそ)>として説明してあるけれど、僕はへそ曲がりなので、それは違うのじゃないかとおもっている。そもそも曲がってるへそって見たことあります?
こんな諺があって。
巻子=へそ、というのは糸を紡いだものを丸く巻いたもので、諺の意味は、人は性格によって巻き方が丁寧だったり雑だったり、綺麗な丸だったり歪んでいたりするということ。糸を紡ぐ、という作業は昔から養蚕を行っていた日本ではお馴染みで、こんな諺ができたのも宜なるかな。だとすれば、へそは臍ではなく<巻子>だとおもうのだけれどいかがだろう? タカノリとは、まして<今日は何の日>とは全然関係ないけれど。
僕の前世は琵琶湖の側の住人だったとおもう
それにしても、あのタカノリ氏は頑張っておられますね。今朝(2024年7月1日の朝)も新聞に某ショッピングセンターのチラシが入っていて、彼がアンバサダーか何かで載っていた。なぜかと言うと、滋賀県といえばあのSCなので、彼はもう、八面六臂の大活躍だ。
7月1日がなんで「琵琶湖の日」なのかは滋賀県のこちらのサイトに詳しい。
そんなわけで7月1日はぜひ「タカノリの日」に。
他にも7月1日といえば、JR東海道線が全線開通したり名神高速道路が全線開通したりと、この辺りが結構賑やかだ。東海道線といえば、電車が好きで西へ行くのに人が新幹線を使うところを在来線を乗り継いだり・・・あ、その話はいいって? 残念。では機会があればまたいずれ。
琵琶湖へ行くと考えるとそれだけでワクワクするというのは、もちろん僕だけではないだろう。人によっていろいろ理由があって、観光だったりキャンプだったりお寺巡りだったりバス釣りだったりトラック釣りだったり(違うか)。
僕の場合はもう、行くだけで楽しい。嬉しい、懐かしい、郷愁を感じる、ずっと見ていたい、ねぶねぶ。もともと出身が瀬戸内海の端なので、似ているということもある。だけでなく、高島市の古い家並の中を歩くのも好きだし、湖西線からの眺めも大好きだ。昨年から大人気のこちらの小説に出てくる店にも行ったことがあれば、クルマで一周したことも一度や二度ではない。
近江八幡の八幡堀なんてそれこそ長谷川平蔵になれるし(長谷川平蔵をご存知ない方はこちらをどうぞ)、
馬場の忠太郎だって嫌いじゃないし(それこそ誰やねんっ! と言う方は氷川きよしさんにでもお聞きください、ニコ)。
何がそんなに魅力なのかと聞かれても、ただ好きだから、と言うより仕方がない。
中でも奥琵琶湖は、本当にその周辺のどこかで暮らしてたんじゃないかとおもうほど。好きすぎて、長浜の黒壁スクエアに営業をかけに行ったこともある、仕事にならなかったけど。
なので、僕が一番好きな西行の歌がこちら。
タカノリと言えば・・・
タカノリはどうした、タカノリは! ・・・タカノリはいずれ政治家に・・・あ、戯言です、ざ・れ・ご・と、ウンッ(ニコニコ)。
僕が言うタカノリはこちら。
どちら様? 児島高徳は『太平記』に登場する武将で、後醍醐天皇の南朝方について活躍したとされる人物。実は、足利尊氏の南北朝時代は詳しくなくて、児島高徳その人についてもよく知らない。だいたい実在が疑われてもいるし。
ではなぜかというと、出身地に児島高徳の墓というのがあって、その場所が<高徳山>と呼ばれていたから。(おーいナカノリサン、ではありません、そっちは木曽)。
子どもの頃の思い出ってのは結構すごくて、刷り込まれてるんですねー、ほとんど洗脳みたいなもんです。
ま、ただそれだけの話。
他に、橄欖忌など
他にも7月1日は美術評論家で詩人の瀧口修造の<橄欖忌>。
瀧口修造という人はシュールレアリズム詩を書いた人だそうだけれど、こちらもよく知らない。「ちなみに」、橄欖とはオリーブのことで、自宅の庭にこの木があったことからだそう。
「橄欖」と言えば、僕にとってはこちらだな。辻邦生さんの芸術論集『橄欖の小枝』。
こちらについてはいずれまた書きたい。
7月1日は、海開き山開き、琵琶湖の日、そして橄欖忌。