今まで知らなかった!?習慣が身に付かない本当の理由
「読書を毎日しようと思っているけどなかなか続かない」「運動しようと思っても3日坊主で続かない」「資格勉強をしたいけどいつも後回しになっている」こんな悩みありませんか?
今回は習慣を身に付けようと思っても、なかなか身に付けられないという人に向けて、「習慣が身に付かない本当の理由」というテーマで、”習慣がなぜ身に付かないのか”を知り、自分の思い通りに習慣を身に付けることが出来るようになるお手伝いができればと思います。
習慣をコントロールして人生をイージーモードにしたいという人は是非、最後まで読んでいって下さい。
■習慣がなぜ身に付かないのか
早速、本題に入っていきますが、習慣がなぜ身に付かないのかには明確な理由があります。それは人間の脳が楽しい事にしか近づこうとしないという習性があるからです。つまり習慣が身に付くかどうかというのはそれを「楽しいと感じるか、楽しくないと感じるか」の違いによるものなのです。
そんな当たり前の事と思われるかもしれませんが、自分がどれだけ頑張ろうと張り切っても、習慣にしようとしていることがつまらないと感じたら習慣にすることは難しくなる。これが習慣化の本質なのです。
習慣を身に付けようと思ったら、まずはそれを自分が楽しむことができているかを考えてみましょう。
■楽しいか楽しくないかは後付け
習慣になるものは楽しいことだけと言われても、身に付けたいことが楽しい事ばかりじゃない。これは確かにその通りですよね。好きな事ばかりを習慣にしていたら苦労しないというのが誰もが思うことだと思います。
ただそれを楽しいか、楽しくないかというのは、どうやって判断をしているのでしょうか。
人が楽しいか、楽しくないかを判断するとき、過去の感情を基準にして判断をするようです。例えばテストの点数が良くなかったとか、授業で恥ずかしい思いをした、といったように勉強に対して嫌な思い出があると、人間の脳は勉強することが「楽しくないこと」という判断をします。逆に良い記憶があれば、脳はそれを楽しい事と判断し、ちょっとやってみようという気持ちになるのです。つまり楽しいかどうかは過去の経験により自分が後付けした結果だということが言えるのです。
■悪習慣が身に付きやすい理由
人間の脳は楽しいことにしか近づいていこうとしない、という話をしましたが、これは悪習慣が身に付きやすいということからも説明ができます。
人間の脳は「刺激」=「快楽」と捉え、悪習慣と呼ばれるものは快楽を感じやすいものが多くあります。
例えば、甘いものを必要以上に食べてしまうという悪習慣では、「甘さ」と
いう刺激が脳に快楽を与え、脳は甘いという快楽に近づこうとして悪習慣が生まれます。ショート動画も同じように、新しい動画が次々に再生されて、常に視覚的な刺激を与えられている状態になります。この視覚的な刺激が脳に快楽を感じさせて永遠と動画を見てしまうというパターンに陥ります。
このように悪習慣と呼ばれるものは、何かしらの刺激を与えるようにうまく設計されているので、自然と習慣として身に付きやすいようになっているのです。
■習慣を身に付けるコツ
脳は楽しいことにしか近づいていかないという事を理解していただけたかと思いますが、では具体的に習慣を身に付けるためにはどうすればいいのでしょうか。先述したとおり、習慣にしたければ「楽しいと思う」ことができれば習慣化はさほど難しいものではありません。
勉強のように一見苦痛だと感じるようなものについても、”どうしたら楽しいと感じられるのか”、”苦痛だと感じない”工夫が習慣化においては重要になってきます。
【習慣化の工夫】
・ゲーム感覚にする
週の初めに1週間でどこまでやるのか目標を設定し、作業量が分かるように視覚化します。私の場合は、ブログを”1週間に3本執筆する”という目標を設定し、その目標を目に見えるようホワイトボードに書いています。
そして進捗が分かるように3つの四角を書き、進捗に合わせて四角を徐々に塗りつぶしていきます。四角が塗りつぶされていくことで、達成感が湧き、ゲーム感覚で作業を続けることができます。
・ハードルを下げる
習慣を苦痛だと感じないレベルまでハードルを下げるという事も、習慣化においてはとても有効です。私は副業で動画編集をやっている時、仕事から帰ってきて「めんどくさいな」と思っても、”パソコンを開く”ということだけはやろうと決めて実行していました。実際にパソコンを開いたら、電源をつけて、少しだけ編集をやってみよう、というように行動が繋がっていきます。行動をするとき、一番の難関は行動に移すその瞬間です。
一度行動に移してしまえば、あとは案外その流れで続けていけるものです。
・仕組みをつくる
習慣化には仕組化が有効です。ここでいう仕組化とは「場所」と「タイミング」を決めてしまうこと。朝、トイレに入ったら英語アプリで勉強するとか、仕事のお昼休憩後に読書をするとか、こういった場所とタイミングを決めてしまうのは習慣化にはとても有効です。○○したら、○○するといったように習慣を組み合わせる手法をイフゼンプランニングと言います。この仕組化についても、既にある習慣にくっつける形で、場所とタイミングを決めると習慣は簡単に身に付くようになります。
■まとめ
今回は習慣が身に付かない理由について解説をしてきました。
「習慣を身に付けるためには、まず習慣が身に付かない理由を知ることから」ということで、この記事を読んで習慣が身に付かないのは、脳の仕組みが多分に影響を与えているということをご理解いただけたかと思います。
本来、新しいことを学んだり、自分を成長させるということは楽しい行為です。それを苦痛と感じてしまっているのであれば、まずはその原因を知り、それを取り除くことから始めてみるのもいいかもしれません。
この記事があなたのいい習慣を身に付けるヒントになれば幸いです。
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