シンプルこそ難易度が高い
最近ピアノを弾いていて思ったこと。それは「簡単で、シンプルなことほど、案外難しい」
恋はよくモーツァルトを弾く。今弾いている協奏曲は、初見でもある程度弾けるシンプルな音の並びだ。でも、よくよく見るとテクニックが必要な曲。弾くことは簡単でも、曲を表現するには時間がかかる。書いてある通りに弾くだけでは演奏にならない。何度も時間をかけて弾くうちに、ようやく曲の、そのフレーズの景色を自分なりにつかめるようになる。そして、シンプルだからこそ、丁寧にはっきりと正確に。美しい響きはそう簡単にはつくれない。
ピアノに限ったことではない。他の芸術、スポーツあらゆることでも、そうだと思う。
シンプルで簡単なことを美しく精度高く仕上げるためには、基礎力だ。
日々の基礎練をコツコツ積み上げることで成果につながってくる。バレエやフィギュアでもよく言われるように。
人間関係にも通用する
挨拶や礼儀を大切に。「おはよう」「ありがとう」「お疲れ様」毎日使う簡単でシンプルな言葉。少し心を込めて、相手を見て、はっきり明るく。発する言葉には気持ちが宿っている。
大切なのは心を込めること。
ひとつひとつ丁寧に。練習も、ささいなことも。ささいなことほど丁寧に。積み上げることで、自分のものにすることができる。
恋もそんな生き方をしたい。
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