価値を創造する〜地方に必要な選択肢〜
こんにちは、H.Kです!
僕は、滋賀県長浜市という片田舎で高校卒業まで過ごし、現在は中部地方の大学に通っている大学生です。
僕たちの人生は、日頃の晩ご飯やどのテレビを見るかなどの小さい選択から、進学・就職・結婚などの大きい選択をしています。
そんな選択の機会について地方に住んでいた(今も地方の大学ですが笑)僕の経験に沿って考えてみたいと思います。
「選択」の無さに気づかないことが普通
1999年、僕は母の実家のある岐阜県の病院で生まれました。
そののち、滋賀県長浜市に帰り、高校を卒業するまでここで育つこととなりました。
誰のもとで、どのような家系で生まれるか。これには選択の余地はありません。生まれることは奇跡であり、偶然です。両親ありがとう!
そんなこんなで生まれたわけですが、私は大学生になってとある感情が芽生えました。
「僕の人生って誰のものなんだろう?」
僕は小学・中学は地元の学校に通い、小学受験や中学受験などを考えたことは一度もありませんでした。
また、高校受験の際も地元ではある程度有名な進学校に入学し、進学校ではあるので大学に受験しないという選択肢は全くありませんでした。
振り返ると、行先の環境の下で当たり前のことを当たり前にこなし、自分の意思ではなく周りの当たり前に流されて今まで生きてきたと感じています。
このように、地方では限られた学校という箱の中で、18歳までのある程度の進路は決まってしまいます。僕は、大学生になって様々な人との出会いによって初めて広がる価値観や世界観を感じました。
そして、大学生になって初めて地方の「選択」の無さに気づかされました。
僕の人生は僕のもの
僕は、地方ならではの環境が生んだレールに沿って今まで歩いてきました。
これは正直、僕自身が創り上げた人生ではなく、「地方が生んだ平凡なレール」を歩んだ結果創られた人生だと感じています。
大学生になり、履修する授業やサークル活動、アルバイトなど自分で選択しなければいけない環境が増え、多くの経験や出会いが生まれました。
「自分の人生って自分で選択して創り上げていかなくちゃいけなくね?」
そう思った瞬間でした。
しかし、未だに地方で築きあげられた創られたレールを歩まなければならないと言った価値観や考えは根付いており、自分で切り開く未来に不安や抵抗を感じる時もあります。
でも、一度きりの人生だからやっぱり自分で切り開きたいですよね!
地方と都会の選択肢の違い
今まで、地方目線で述べてきました。そこで都会と地方で選択肢の違いについて気になったため、調べてみることにしました。
すると、都会と田舎の環境はかけ離れ、都会の人は海外に目を向けるが田舎のことは知らない。田舎にはライフスタイルの選択肢が少なく子育てに与えるデメリットがある。など、都会と田舎は大きな環境の違いから大きく分断されており、田舎に対するネガティブな記事が多かったように感じました。
これらの記事より、物心や価値観が形成される幼少期や思春期、青春期は選択肢が多い環境下で生活する方が、自身の人生を切り開くきっかけづくりができるのではないかという結論に至りました。
より多くの選択に触れ、経験を行うことが個性や感性を磨く手助けとなるように思います。
「選択」を提供する
小学受験や中学受験は私にとってかけ離れているものではあったけど、できなかったわけではありません。その他にも、都会に比べて田舎の選択肢が100%劣っているわけでもありません。
ただ、僕の住んでいた街では周囲の環境である程度創り上げられたレールが存在しているという事実があり、それに沿った結果、人生を自分で切り開きにくくなるという現象が都会に比べて大きくなるのではないかという問題が生じていると感じています。
そこで、そのようなレールから飛び出したいと考える僕が考えることは、地方で生まれてもたくさんの選択肢を提供したいということです。
最初に述べたように、生まれることに選択肢はなく、奇跡で偶然です。
しかし、生まれた場所によって生じる格差は減らさないといけないと思います。選択肢の格差や都会と田舎の分断を縮めるよう努めなければいけないと思います。
中には、それぞれの行動力や教えによって解消できる問題もあるかもしれません。しかし、少しでも多くの人が均衡に平等に人生を歩める仕組み作りをしなければこのような悩みは解消できないと思います。
人生にとって選択とは自分自身を作り上げるための大切な要素です。
一人一人が輝ける人生を切り開くために、「選択」を提供する仕組み作りが必要だと感じます。
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