11杯目 横浜ベイブルーイング『BAY PILSNER』
ビアパブからスタートしたピルスナー界のハマの番長
本日は横浜ベイブルーイング『ベイ・ピルスナー』をいただきました。横浜ベイブルーイングは、2011年に横浜市関内で、最初はビアパブからスタートしています。翌年に酒類製造免許を取得し、オリジナルクラフトビールの製造を始めました。
様々なタイプのビールを作っていましたが、もともと作りたかった『ピルスナー』タイプのラガービールの製造設備は、エールビールの設備に比べて大掛かりな装置が必要なため、国内の醸造所に委託していました。
しかし実績を積み、ついに2015年に戸塚市に工場を契約。翌年からは晴れて自社工場での『ピルスナー』作りが始まりました。代表の鈴木さんが目指すのは『世界一のピルスナー』です。確かに、飲んでいて『これぞピルスナー』と声に出したくなるビールです。
グラスに注ぐと、上質なホップの爽やかな香りにまず喉が鳴ります。チェコ産の最上級のザーツホップを使用し、トリプルデコクションという麦汁を煮込む作業を繰り返す、伝統的な製法で作られます。
デコクションというのは、麦汁を何回も煮沸しながら、徐々に麦芽糖を作る方法のことで、この製法で作られたビールには『コク』や『まろやかさ』が強く感じられます。
透き通る綺麗な黄金色が、ピルスナー界の王子的な気高さを持っています。喉を通るときの心地の良い炭酸の刺激と苦味のバランスも好みです。『とりあえずビール!』で出てくるのは、大体このピルスナータイプのものですが、『とりあえず』なんていうのは失礼な気もしてきます。
喉の渇きを癒してくれるのはもちろんのことですが(ビールはアルコールなので、水も飲みましょう)、味わいや香りを楽しむためには、7℃くらいが適温かなと思います。
平和の象徴の鳩が麦をくわえているイラストが、なんとも素敵です。鳩は神の使いなんて昔から言います。今の時期には木々の間を優雅に飛ぶ鳩をよく見かけることでしょう。それをみていると、なんだか穏やかな気持ちになりませんか?
松任谷由実/海を見ていた午後
横浜を感じさせる楽曲って、何だろうと考えたのですが、自分にとっての横浜はこの曲のイメージが一番近いようです。歌詞の『山手のドルフィン』はユーミンファンにはあまりにも有名な、根岸森林公園に実在するレストランです。荒井由美時代の音源も『夏の午後の涼しいレストラン』感があって良いのですが、ここでは松任谷由実時代の、アコースティクギターのバッキングが味わい深いライブバージョンをお楽しみください。
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