怒られるのが怖い | HSPを考える不動産屋
好奇心旺盛で外向的なのにHSP??~1人社長の広告代理店
ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)当事者でも、いろんな人がいます。表に出て周囲も認識しやすい特徴から、逆に表の特徴に惑わされてわかりにくい人までさまざまです。
たとえば私など、HSS型HSP(好奇心旺盛で外向的なのに敏感過ぎる気質を持つ人)であることを自認。多くの人から社交的な人だと思われているようですが、本当は一人でいるのが大好きだったりします。
これは大人になって、いろいろな経験や立場にある中でわかりにくくなっていましたが、子どもの頃を思い出すと納得できます。他の子たちと外で遊ぶことも好きで、それなりにヤンチャなことも経験しましたが、いちばん好きなのは部屋でミニカーを眺めたり、プラモデルをつくったり、本を読んでその世界に浸ることなどでした。
他人が怒られている場面がしんどい~1人社長の広告代理店
HSPの代表的な(?)特徴の一つに、「怒られるのが怖い」というのがあります。「そりゃ誰だって嫌だよ!」と迷わずツッコミを入れることができる人はそういう面においては幸せな人です。
怒られるのが怖いHSPは、他人が怒られている場面に遭遇するだけでとてもつらい気持ちになります。まるで自分が怒られているかのように。そして、その気持ちを後々引きずることになるのです。
街中で見知らぬ他人同士が喧嘩している様子に鉢合わせても、自分は関係ないのにドキドキするでしょう。私のように仲裁に入るHSPもいますが、それは私は体も大きいし、仮に殴りかかられても負けない自信があるし、こちらが仲裁方法を誤らない限り公衆の面前では、めったにそんなことは起こらないと知っているからです。
だから、なんとか救ってあげなくてはという気持ちのほうが勝るわけです。
ただ、他人が怒られている場面は私も苦手で勤め人時代はしんどい気持ちになったことを思い出します。もっとも、私自身もよく怒られました。理不尽なことも多かったですが、言われるうちが華ということもあります。
心理的安全性とHSP~1人社長の広告代理店
最近ではハラスメント予防の観点から、「怒る」、「叱る」というのが難しくなっていると言われます。意識的であろうと、無意識であろうと、恐怖で相手を支配しようとするやり方はどうかと思いますが、指導の観点から必要なことはあって、管理職や上司は悩んでいます。
一つの方法として管理職や上司は、職場内で自分と立場の近い他の管理職や上司を思い浮かべ、「あの人が自分の立場なら、この目の前の部下を叱るかな」などと考えてみるのがいいです。
叱らないだろうと思えたり、他の指導法を思いつくなどしたら、それはその管理職や上司の感じ方の問題なので、自分の感情を勝手気ままに相手にぶつけるべきではありません。
ただ、私が最近気になるのは緊急事態やそれに近い状況があるにもかかわらず、管理職や上司から怒ったりキツイ言い方をしたりされると委縮して、「怖くて何も言えません」となってしまうような場面についてです。
そこは同じようにたとえ相手が自分よりも上の立場であっても、自分自身も怒ったり強く言い返したりすべき場面に当たります。いざというときにそれができる組織かどうかは、それこそ日頃からの心理的安全性が担保された組織(職場)かどうかということにかかっています。
それでもやはり、HSPの多くは相手に言い返す前に委縮するので、言い返せる人ががんばってください(笑)。