「モニターライトいらんw」そう思っていた時期が僕にもありました | BenQ ScreenBar レビュー
「モニターライトなんかいらんやろw」「モニターを照らしてどうすんだよw」そう思っていた時期が僕にもありました。
今回はモニターライト ScreenBar を BenQ さんに提供していただいたので、実際に使ってみてどう感じたかをレビューしていきます。使ってみて当然「これはいい!」と思った点と「これはダメ」と思った点の両方あったので、ちゃんと忖度なしで本音でレビューしたいと思います。購入を検討されてる方はよかったら参考にしてみてください。
動画もみてね
ぜひチャンネル登録お願いします
BenQ ScreenBar はモニターライトじゃない
冒頭でも言ったように、そもそも僕は個人的にこういうモニターライトに対して懐疑的な印象を持っていました。「これってガジェット系 YouTuber がイキりたいときに使うやつやろ?」とか「モニターを照らしてどうすんだよw」「反射してかえって見づらいだろw」とか思ってました。バックライトがある液晶を照らしてどうするのかと。LIGHT BOYかよと。
僕と同じように考えてた人もいると思うんですけど(いるよね?)、そもそもこの ScreenBar は「モニターライト」じゃありません。むしろモニターには光が当たらないようにデザインされています。カテゴリー的には「デスクライト」です。つまりデスク上の手元を照らすライトなんですよ。知ってました?僕は知りませんでした。
手元が明るくなるので、手書きのメモをとるときなんかに便利なんですよね。あと、自分の身体でシーリングライト(天井の照明)の光を遮ってしまうので、殆どの場合、デスク環境って画面は明るいけど手元は暗くなりやすくなります。明るい画面と暗い手元を視線が行き来すると、「明るい」⇔「暗い」の行き来で目が疲れやすくなります。デスクライトがあると眼精疲労の防止にもなるんですよ。
まあ僕は知らなかったんですけど。
良かった点
映える
あと、この ScreenBar のレビュー動画なんかで「デスクがかっこよくなる」とか「仕事のモチベーションが上がる」とか言ってる人も結構いるんですけど、これに関しても僕は懐疑的でした。というか今でも懐疑的です。
確かに ScreenBar は本体の質感も高級感あるし、使いやすく、シンプルなデザインなので、ミニマムなデスクにしたい人にはもってこいなデスクライトです。モニターの乗せるだけなので、普通のデスクライトのように場所をとりませんね。
でも所詮LEDライトですよ。光るだけでしょ。ピカピカするだけでデスクが劇的にかっこよくなったり仕事のモチベーションが上がるとか。過言でしょ。そんな別に大層なものじゃありませんよ。
すごいですね。エモいです。デスクが劇的にかっこよくなりました。仕事のモチベーションも爆上がりです。仕事そっちのけでデスクだけを照らしていたい。なんということでしょう。殺風景だったデスクが匠の業で一瞬で WeWork しました。
自動こそオート
この ScreenBar 、左側のボタンで明るさと色温度を調整できます。でも、こういう調光機能ってどのくらいが最適なのかわからなくないですか?
みたいな感じで、脳内が完全に考えすぎちゃう人チャンネルみたいになってしまうと思います(なります)。
自動調光機能はそのすべてを解決します。センサーが周囲の明るさを読み取っていい感じにライトの明るさを設定してくれます。まさに自動こそオートと言わんばかりの便利機能。
人類は機械が決めた合理性にすべて従っておけばそれでよい。そう思わずにはいられません。
悪かった点
忖度タイムはここまでです。ここからはガツンといきます。
高い
まず高いです。定価12,900円です。高いです。
1万円から1万5,000円くらいの価格帯ってガジェット界隈ではゴールデンレンジと呼ばれていて(嘘です)、最もユーザーの満足度高い価格帯であると言われています(要出典)。そのゴールデンレンジ予算を持ったゴールデン消費者が、はたしてデスクライトを選ぶのか?というのが問題になってきます。
具体的には超ハイエンドマウスであるロジクール MX Master 3S(¥13,600)とか、Keychron の各種メカニカルキーボード($80くらい)とかを買える値段です。スピーカーやヘッドホン、マイクなどのオーディオ機器も、このあたりの価格帯から急激にクオリティが上がり、数千円クラスとは比べ物にならないレベルになってきます。
そういう魅力的なガジェットたちを買わずにデスクライトに1万数千円を投資するのは非常に勇気が必要です。普通のクランプ式やスタンド式のデスクライトならIKEAとかで2,000円〜3,000円でめちゃめちゃオシャレなやつ買えますからね。これでも十分映えますよ。
とはいえ一方でそんなコスパ厨とか原価厨みたいなことばかり言ってていいのか?という疑問もあります。機能性や外観や質感だけをみても、この ScreenBar にしっかりと値段なりのコストがかけられていることは素人からみてもわかります。
つまり、僕が言いたいのは下のリンクから ScreenBar を買ってくださいってことです。
キーボードの刻印が見づらくなる
僕は HHKB の墨モデルを使っているんですが、まずはこれを見てください。
そうです。反射でキーの刻印が見えなくなってしまいます。上の段のキーほど見づらいです。記号キーの刻印が見えません。普通のアルファベットなら普通にタッチタイピングできるんですけど、記号キーは流石に覚えてません。エンジニアなんてそんなもんです。
まあこれは「タッチタイピングちゃんとやる」とか「キーボードを替える」とかで対応できるんですけど、よりによって HHKB の墨モデルとの相性問題というのが痛いです。みなさんご存知のとおり、Happy Hacking Keyboard HYBRID Type-S (墨)は3万円以上する高級キーボードで、操作性や耐久性、何よりデザイン性を高く評価されています。僕のようにデスク環境でイキってる人の実に93%がこの墨モデルを使っているとの調査結果もあります(ありません)。HHKB と ScreenBar でイキりたいのに、そのふたつは相性が悪いわけです。
まあこれは ScreenBar に限った話じゃなくてデスクライト全般に言える問題なので、僕のようにデスク環境でイキり散らかしたい人だけ注意してください。他のキーボードなら問題ないはずです。
Webカメラとの相性も悪い
あと、よく言われていることなんですけど、ScreenBar は Webカメラとの相性も悪いです。一応上に乗せることもできるんですけど、きちんと固定されないので傾くことがあります。あと、ちょっと触ってしまうと落ちます。
素直に ScreenBar の中央に Web カメラを置くべきなのか、あるいは多少安定性が増すスイッチ横あたりに置くべきなのか、はたまた ScreenBar を避けて乗せるべきなのか。一体どれが正しい組み合わせなのか、気になって夜しか眠れません。
リモートワーカーを眼精疲労から守るべき存在である ScreenBar が、リモートワーカーの必須アイテムである Web カメラと相性が悪いのは、如何ともし難い明確な欠点であると言わざるを得ません。
まとめ
ScreenBar はモニターライトじゃない
ズブズブ
自動こそオート
オシャレ系ガジェット YouTuber になれ
チャンネル登録お願いします
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?