#113 優秀なストライカーはストライカーであり続けて欲しい
こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
iwasakiさんの記事に刺激をいただき、サッカーに例えたマネージャーについての私見を述べさせていただきました。
以下は、マネージャーに求める動きです。
以下はうまくいかないプレイングマネジャーについての考察です。
iwasakiさんの最新記事はこちら。
今回は、良いパサーがいるのに勝てないチームにはストライカーがいない。
逆に良いパサーがいなくても勝てるチームには点が取れるストライカーがいる。
という観点からのストライカーについての話です。
〇良いパサーがいるのに勝てないチーム
マネージャーの役割のおさらいです。
ただし、ゲームメイカー寄りのパサーはプレイングマネジャーに近く、本来のマネジャーは起点となるパスやカバーや埋めの役割を担うべきということを捕捉しておきます。
(この記事では明確な線引きをせずに進めます。)
起点となるパス、FWに決定的なシュートチャンスを演出するキーパスが出せるパサーがいるのに全く勝てないチームというのがあります。
それはストライカーが凡庸なチームです。
相手チームよりも相対的にチームの総合力が高ければFW以外のポジションのプレイヤーがゴールを決めて勝つことは出来ます。
私もSBですが得点することもあります。
しかし実力が拮抗したチーム同士の対決では、得点力に優れたストライカーの存在が重要になります。
(セットプレーでの得点能力の高いCBや、ミドルシュートが得意なMFなどは一旦忘れて話を進めます。)
〇点が取れるストライカーは特別
フォワードの中でも特にゴールを決める役割を担っている選手をストライカーと呼ぶので、ストライカーが点を取るのは当たり前なのですが、相手との実力が拮抗していたり格上の場合でも点を取れるストライカーは特別です。
90分間ほとんど守備に追われていてもワンチャンスで得点してしまうようなストライカーです。
仕事においては、プロジェクトの難しい技術課題を解決したり、顧客との難しい交渉をまとめたりと重要な活躍が出来る人です。
優秀なパサーは例えば5人で回している仕事を3人で対応できるようにできます。安定運用や、規模の大きな課題を複数人で対応する場合には優秀なパサーの方が活躍します。
一方で、人海戦術では太刀打ちできない難易度が高い問題の対応にはストライカーの方が活躍します。特別なストライカーは3人集まっても太刀打ちできないような問題を一人で解決してしまいます。
優秀なパサーでは解決できない問題を解決出来るのが特別なストライカーです。
どちらが優れているかではなく、持っている能力が異なります。
適材適所に能力を割り振り的確なパスが出せるパサーと、特別なストライカーがいるチームは、どんな状況でも結果を出せるので非常に強いです。
〇優秀なストライカーはマネージャー職についても得点を狙って欲しい
優秀なストライカーがマネージャーに昇格することを「リーダーにマネージャー職がアサインされる弊害」として述べています。
優秀なストライカーの活躍に報いるための昇格は良いのですが、優秀なストライカーにマネージャーの役割を与えることはナンセンスと考えるからです。
ストライカーであってもマネージャーに昇格した時には、起点のパスを身に着けて欲しいです。
ただ、特別なストライカーであれば、常にゴールを狙い続けて欲しいです。特別なストライカーにしか決められないゴールを量産してもらうことが何よりのチームへの貢献です。
しかし、特別なストライカーであっても役職はマネージャーです。パサーを探す責任はあります。
あまりに優秀なストライカーであれば、周りが勝手にパサーを用意してくれたりします。特別ですから。
慣れないパサーになろうとあくせくするのでなく、いざという時にゴールを狙えるように少し暇なくらいでいて欲しいものです。
ということで、マネージャーにアサインされた優秀なストライカーにはマネージャーに収まろうとするのでなく、ストライカーとして点を取り続けて欲しいという話でした。
ストライカーはカッコいいです。
私も憧れていましたが、本物のストライカーを見た時にこうはなれないと理解しました。でも良いのです。
協力して強いチームを作れれば、自分がストライカーになる必要はありません。
私自身はSB(サイドバック)として活躍し、得点もとれるプレイヤーを目指します。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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