#270 ハードワークでストレスは溜まらない。部下のハードワークにも寛容になろう
こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。
プロダクトマネージャーでVoicyパーソナリティのたいろーさんが、「ストレス」と「疲れ」は違うという話をされていました。
ストレスを溜めずに気持ち良く仕事をするためのヒントになるため紹介させていただきます。
〇ハードワークでストレスは感じない
たいろーさんは、Amazonの創始者であるジェフ・ベゾスが、どういう時にストレスを感じるかについて語っているこちらの動画に対しての気づきを紹介してくれています。
この動画でジェフ・ベゾスは、人はハードワークでストレスを感じるのでなく、対処できるはずのことに行動を起こさないことに対して感じると述べています。
たいろーさん的には、思うようにいかないあれこれに対してそれが出来ないという認識と行動とのずれに対して、怒りや虚しさ、バカバカしさを感じている状態をストレスと捉えているそうです。
ハードワークして「今日は働いたなー」と思っている時は、ストレスを感じているのではなく、ただ脳や体が疲れているだけと。
この内容には非常に納得しました。
私自身、月に100時間程度の残業を伴ったプロジェクトをやっている時、体力的にはきつかったですが、充実しておりストレスは感じていませんでした。一方で、残業が少なくても、納得できない仕事に取り組む時の方がよっぽどストレスを感じます。
自分の権限では動かせないこと、自分以外のステークホルダーが首を縦に振らずに価値を生まない仕事を対応しなくてはいけない時などはストレスでぐったりしてしまいます。
〇ストレスをため込まない方法論を持っていますか?
たいろーさんは、自分がやるべきでないことを頼まれて断れないなどの他者が思ったように動いてくれないということではなく、自分がやるべきことをちゃっちゃか捌けずに、タスクが積み上がることで、ストレスをため込んでしまうというケースについても言及しています。
人間はやるべきこと目の前に積み重なっていくと、それらを捌いていく意欲が減少してしまいます。その状態が続くと、ストレスを感じてしまいます。この状態を脱するには、他人を動かすということではなく、日々のやるべきことを捌く方法論を手に入れるべきだと。
たいろーさんはGTD(Getting Things Done)という方法論を活用し、ちゃっちゃかタスクを捌くことでストレスを感じないようにコントロールされています。
GTDはストレスから解放される整理術として、こちらの本でも紹介されていますので、ご参考まで。
あれこれ頼まれてストレスがたまっていると感じる時は、他者が理不尽な依頼を投げつけてきているのか、単に自分がタスクを捌けていないだけかの切り分けをすることで、ストレスをため込まずに済むかもしれないということを知っておくとよいですね。
〇部下のハードワークにも寛容に
人はハードワークではストレスを感じません。自分自身が納得していればどんどんハードワークして経験を積み専門性を高めていくことで、成長でき満足度も上がります。
マネジメントする立場においても、部下のことを思って仕事を減らすのは成長の機会を奪うことにしかなりません。過度にハードワークを恐れるのでなく、納得した行動ができているかどうかを把握し、意欲があればどんどん仕事を任せるのが部下のためにもチームのためになります。
部下がストレスを抱えているようであれば、怒りやバカバカしさを感じているのか、仕事がうまく捌けずに自己効力感を得られていないのかを切り分けて、適切なサポートをしたいものですね。
ということで、ハードワークではストレスを感じない。タスク管理でストレスは回避できるという話でした。
私自身も日々タスク管理に関しては、四苦八苦しながら試行錯誤しています。以前にGTDを試みた時は使いこなせず、現在はGoogleカレンダーとTODOリストの活用に落ちついていますが、たいろーさんはの話を聞いて、もう一度GTDにチャレンジしてみるのも面白そうだなと思いました。
皆さんは、ストレスを溜めないタスク管理が出来ていますでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。