#31 頼られる人は「暇な人」?
私の会社には、いざという時に頼りになるスーパーマンが存在し、日々その活躍を目にしています。
そうやって頼られるのはどんな人かという話です。
◯特徴①:暇なの?と思うくらいフットワークが軽い
頼られる人は多くの仕事をこなしてメチャクチャに忙しいはずなのに、そんな素振りを見せずむしろ暇なのかと思わせるくらいフットワークが軽いです。
声をかけたらすぐに相談に乗ってくれるし、社内で「ヤバい!」などの声と共にざわざわし始めたらすぐに「どうしたの?」と駆けつけてくれたりします。勤務時間内だけでなく夜間や休日であっても適宜slackなどに目を通し、お困りごとを見つけるとやりとりに参加してくれます。
どこにでも現れては一緒に課題に取り組んでくれるため「あぁ、また来てくれた!」とスーパーマンのような頼られる存在とみんなが認識します。
〇特徴②:好奇心旺盛でマイペース
頼られる人は基本的に好奇心が旺盛で何事も面白がって取り組んでいるように思います。実は相談に乗っているのでなくパズルを解くかのように問題に夢中になっているだけなのかもしれません(笑)
相談に乗ってくれていると思ったら「こうすればいいじゃん!」とか「出来た!」とか、課題を解決しては自慢気な表情で満足して去っていきます。こちらは困って相談していても、新しいパズルを渡されたかのように課題解決に夢中になっている姿がカッコいいです。
また、目の前の課題に対して必ず解決できる方法があるはずと、あれこれとネガティブなことを考えずにとにかく前に進む習慣が身についており、問題に直面してもストレスに感じないマインドを持っているのかと思います。
そうやってあちこちに首を突っ込んでは楽しそうに課題を解決して培った瞬発力や引き出しの多さでさらに頼られるようになり、またあちこちから呼ばれ、社内のみんなが知っている頼られる存在になっているのだなと思います。
頼れる存在が持つ圧倒的Give の精神は、何事も自分事として楽しむということから生まれるのかなと教えらました。本人からすると周りのためにという思いが強いというより、ちょっと変わったオタク気質だったり完璧主義だったりで、マイペースに取り組んでいるだけかもしれません。
◯特徴③:スイッチングコストを克服している
集中力が必要な作業中に声をかけられたりすると集中力が切れてしまい、もう一度集中し直すのにはコストがかかります。
試験問題を例に考えると、単語の問題など知識の出し入れで済むものは集中力をそれほど必要としない一方で、長文読解などは文章を頭の中に入れて思考を張り巡らせる集中力が必要です。途中で邪魔が入り思考が中断されると、また文書を頭に入れ直す無駄なコストがかかるということです。
エンジニアにとって、開発や仕様・設計の検討などはスイッチングコストが大きい作業といえます。私もまとまった時間を確保して対応するようにしています。
しかし、頼られる人はスイッチングコストを感じさせません。情報をインプットして思考を張り巡らせるのがメチャクチャ高速だったり、そもそも周りの人にとっての長文読解が単語の問題に見えているくらい瞬発的に答えが見えているのだと思います。
膨大な経験から瞬時に答えが導けるというのは元スペイン代表サッカー選手のシャビ・エルナンデスはどういうプレーをするのか考えておらず直感でプレーしているという話にも通じるかもしれません。
また、目の前の課題に対して必ず解決できる方法があるはずと、あれこれ無駄なことを考えずにとにかく前に進む習慣が身についており、課題に大してストレスを感じるということもないのかもしれません
◯終わりに
今回は私の周りのスーパーマンの特徴を紹介しました。
簡単にスーパーマンのようにはなれませんが、問題であっても楽しむこと、あちこちに首を突っ込み自分事ととして取り組むことは少しずつでも出来るはずです。
スーパーマンを目指して日々訓練。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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