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#229 自分のやっている仕事を説明するのが難しい

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

今後輩に仕事の引き継ぎをしています。
その後輩はとても優秀なエンジニアです。開発力もあり、営業やチームのメンバーと協調してプロジェクトを進める事もでき、時には強い意志を持って営業と戦うこともできます。

私のプロダクトチームにジョインし、一緒にプロジェクトを担当している時もまずはやってみるというスタンスです。調査したり、仮説を立てたり、実装してみたりしてから相談してくれます。

一歩深掘りしてから相談してよ、というようなツッコミをするスキのない私よりも遥かに賢くて優秀なエンジニアです。

そんな彼に私の仕事を引き継ぎごうとしています。主にお願いしたいのは下記の2つです。

①複数のプロジェクトの管理
②プロダクトへの問い合わせ・相談の窓口役


①はいくつかの並行して走るプロジェクトのマネジメント業務です。現在走っている3つのプロジェクトのうち2つはその後輩と一緒に担当しており、1つはその後輩にそのまま任せます。もう一つは他のメンバーが中心に進めるているので適宜フォローすればOKです。
3つ目プロジェクトはもともと私ともう一人のエンジニアで見ていたので、そのもう一人のエンジニアがメイン担当となり必要に応じてフォローをお願いしました。

プロジェクトはある程度やることが決まっているので引き継ぎはそこまで困らず進められています。

しかし、②の、プロダクトへの問い合わせ・相談の窓口役はどうしていいのかよくわからないと不安を抱えており、なかなか引き継ぎには難航しています。

私のやってることは端的に言うと「プロダクトに関わる意思決定」です。
具体的には顧客や営業、他のプロダクト担当からの依頼や相談に対して回答をだし対応を進めるということです。

依頼や問い合わせのルートは整備しており、問い合わせのフォーマットも用意し、誰と相談するかなども整備しています。
今年度は自分のやっていることを他の人でも出来るように、業務フローを整備してきました。

そのフローに沿ってプロダクトに関わる全体最適な意思決定をするのが私の役割です。

その後輩は、別のプロダクトの実質的なプロダクトマネージャーを務めており、役割としてはまわり変わらないのではと思うのですが、プロダクトに関するキャッチアップがまだ十分ではないために適切な意思決定が出来なさそうということです。

意思決定に必要な情報のアクセスの仕方、全体最適の指針などが揃っていないと意思決定できないというのはその通りです。

どこにどんな情報があるのかは、業務フローの整備と合わせてドキュメントの整備も進めているのである程度は探索可能にはなっています。が、それでも膨大な情報に素早くアクセスするためのいわゆるインデックスがないと探索には時間がかかってしまいます。

また、私のプロダクト以外のプロダクトも含めた事業全体の方針もかなり曖昧な状態であり、その中で全体最適な落とし所を探りながらの調整は、こうすれば良いという手順があるわけではなくその場その場で判断してアクションを積み重ねる必要があります。

後輩もそのようなケースはやってみて経験を積むことでしか出来るようにはならないと理解してくれているので、意思決定のプロセスをシェアしながら経験を積んでもらおうかと思います。
その後輩ならやってみたら出来るはずです。

ということで、意思決定の役割を具体的に説明すること、他の人に引き継ぐことが難しかったという話でした。
なるべく属人化しないような仕組み化、フロー化に努めてきましたが、引き継ぎをすることで、まだまだ取り組むべきことがあるという発見がありました。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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