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#89 将来の不安を解消するには学びが一番(2024/05/26)

こんにちは。ITベンチャーエンジニアのこへいです。

今日は通っている散髪屋さんの店主Tさんとの会話から、学び続けることの大切さを実感したという話です。

その散髪屋さんは私が以前住んでいた街に1910年から店を構える老舗で、現在は4代目のTさんが店主を務めています。

通い始めてもう7、8年は経つでしょうか。その間に2回引っ越しをしているのですが、職場からそこそこ近いこともあり未だに通い続けています。

というのも、カットに満足していることや散髪屋さんならではの顔剃りや温かいタオルのサービスがとても心地よいというだけでなく、いつも新しい話が聞けるというワクワク感があるからです。

◯常に付加価値を考えることから学びがはじまる

Tさんは常に付加価値の提供を考えています。

例えば、街の情報屋としての付加価値です。街に根付いたお店ということもあり、昔かある店や新しく出来た店など街のネットワークを駆使して最新情報を集めています。
始めて髪を切ってもらった時は、その街に引っ越したばかりだったので、美味しいご飯屋さんを紹介いただきました。

紹介いただいたお店の感想を伝えたり別のお店を教えてもらうために再訪してから通い続け今に至ります。ただ髪を切ってもらうだけでない付加価値ですね。

お店に行くと毎回新しい気づきを共有いただけます。筋トレ、ゴルフ、サッカー、旅行、夫婦生活、子育てなど話題の引き出しが豊富で楽しい時間を過ごさせていただいています。

話題を作るために、日々、付加価値提供から逆算して様々なことにチャレンジし学びを積み重ねている姿にいつも刺激をいただいています。

〇言語・文化の壁を越えた付加価値提供のための学び

Tさんは町内会の役員など集団のまとめ役気質の方で、コミュニケーションが非常に気持ちの良い方です。

美容師・理容師としての技術が高いだけでなく、色々な技術を学んでおり、中東系の方の髭剃りも上手というユニークさもあります。
クチコミでその噂が広がり中東系の留学生がこぞって髭を剃りにくるのですが、中には日本語が喋れないのに髭へのこだわりが強い方もいて対応が大変と困ってるようでした。

Tさんはそんな時でも学びから付加価値提供に繋げてしまいます。
中東系の簡単な言語や流行の髭について学んで、お客さんを満足させてしまいます。
中東系の方は時間にルーズな方も多いということで、LINEを交換して予約の前日、数時間前、直前にリマインドを送るようにしたりと、柔軟な対応もされています。

中東系の方と仲良くなり、サッカーのACL(AFC Champions League)というアジア各国のリーグの上位チームが出場する大会に中東側のチームの応援に招待されたりもしていました。
学びから価値提供、そしてつながりも作ってしまうのがすごいです。

〇新しい武器を手に入れることで将来の不安を減らせる

さて、前置きが長くなりましたが本談です。
先日を髪を切っていただいた時に「すごいトリートメントが出来るようになったよ」と最近手にいれた武器について嬉しそうに話してくれました。

長門さんというカリスマ美容師の方が開発したトリートメント剤の使い方の講習会に参加し学び、習得してきたとのことです。

これまのトリートメントとは別物であり、薬剤も20種類くらい使い様々な工程を経て髪の毛を回復させ最後にアイロンで閉じ込めるらしいです。(詳しいことはわかりませんでしたが。。。w)

Tさんの奥様(3児のお子さんを育てるママさん)の髪を蘇らせたことで、近所で話題になり、「トリートメントをしてほしい」という女性客が訪れては大満足して帰っていかれ、またクチコミが広がる好循環になっていると。

Tさんのお店は散髪屋さんで、基本的には男性客がメインターゲットです。しかし、常連客の奥様向けにトリートメントという新しい客層にハイレベルのサービスを提供できるようになったことで、将来への不安が減ったとのことです。


ということで、学び続けることこそが将来の不安を軽減する確実な方法なのだなと、ジブン株式会社経営のお手本のようなTさんの学びについての紹介でした。

ちなみに、トリートメントのすごさがわかる写真を見せてもらいました。(すごい!!)

すごいトリートメントの効果(ストレートの施術込み)

私は前髪が痛んでくるくるしてしまうのですが、「ちょっと試してあげるよ!」と本来は2h程かけ20種類くらいの薬剤を使うところ、シャンプーの際に5,6種類の薬剤で3分程度で簡易トリートメントをしていただいたのですが、前髪にハリとコシが生まれ髪の手触りが明らかに滑らかになったことに驚きました。

この素晴らしさを妻にもしっかりと紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。


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