『デジタルの力でまちづくりのアップデートに挑む! 行政職員の経験が繋いだ縁』
こんにちは。2023年2月にGroove Designsの正社員として入社した佐藤康平です。
メンバーは兼業で働かれている方が多いので、実はフルタイムの専業正社員としての入社は私が一人目となります。
これからもっと仲間を増やしていきたいので、読んでくださる方が会社や事業へのイメージを深めてもらえるように、私がGrooveDesignsに入社した経緯や働いてみて感じることなどを書いていきたいと思います。
▼GrooveDesigns採用ページはこちら
https://herp.careers/v1/groove
これまでの私のキャリア
1992年生まれ。福島県の出身。
新卒で地元市役所に行政職員として入庁。都市整備部門にて駅前通りのリニューアルや温泉地の修景整備に携わったのち人事部門を経験。
その後は東京のヘッドハンティング会社に転職し、人材リサーチ職として地方圏へのインパクトある人材の流れを生み出すべくスカウトプロジェクトを遂行。
まちづくり× DXの会社 GrooveDesignsとの出会い
私が転職活動を始めた当初、地方に活力を与える仕事がしたいというキャリアの軸があり、加えて行政職員としての経験と直近のビジネス経験の双方を活かす方法はないかと模索していました。Groove Designsのことを知ったのは、まさにそんな時でした。
カジュアル面談を特集しているサイトのなかで、取締役の東さんが開設していたタイトル、「リアルとデジタルを融合した新しいまちづくり」の文言に目を奪われました。
「まちづくり」については、行政職員としてハード整備が主ながら関わっていたことがあったので、言葉自体は耳慣れたものだったのですが、デジタルと融合?新しいまちづくり?という感じで、アナログな印象のある「まちづくり」という言葉からはなかなかイメージが出来ず、興味を惹かれて面談を申し込みました。
面談の中では、GrooveDesignsが共創のまちづくりを目指しており、まちづくりにおいて地域の人が主体となって動き出すための支援をしていること。多様な市民の想いを引き出し、形にしていくための仕組みづくりをしていること。市民参加のデジタルプラットフォーム『my groove』を活用することでより現代にフィットしたまちづくりへの参加方法を提案していることなどを話していただきました。
話しを伺いながら、自分が行政職員だったころの歯がゆい体験とリンクする部分があることに気づき、GrooveDesignsが手掛ける事業の必要性を強く感じ始めました。
行政職員時代に感じた課題とのリンクと、入社の決断
自治体の行政職員として都市整備部門に在籍していた際に、とある地域の道路や公園等の修景インフラ整備に関わったことがありました。
「こんな景観を目指したい」「休憩するための公園はあんな形が良い」といった整備の方針を決める段階には、委員会を組織し市民の方の声を伺うのですが、時間や場所の制約もあり、参加できる方は地元の限定的な範囲にとどまっていました、そして整備の成果として目に見えるようになってくると、方針決めに関わらなかった範囲の方からは好意的な声だけでなく、マイナスな意見や評価が聞こえてくることもあり、整備は進んだのになんだか居た堪れない気持ちになったことを覚えています。
「みんなもっと早く言ってよぉ!」って叫びたい感覚でした。
代表の三谷さんや東さんと面談を重ねる中で当時を振り返り、もちろん何でもかんでも実現できるわけじゃないですし、一つひとつ意見を拾っていったらキリがないのですが、プロセスから意見を出し合って一緒に考えることで、少しでも多くの市民の方が納得できる他の道もあったのではないかと、GrooveDesignsの事業の魅力と可能性に引き込まれていきました。
その後は、入社前にも関わらず対面での全社ミーティングに参加の機会をいただきました。そこでは他のメンバーもまちづくりが抱える市民参加の課題に向き合い、サービス向上に向けて議論を交わしており、気圧されるような熱量に興奮したことを覚えています。
正直、当時の私自身まちづくりやWebサービスに精通しているとは言えず、行政職員だった経験のほかに直ちに自分が貢献できることは限られているかもしれないと感じていました。ですが、この中で自身を磨きながら、自治体や地域の人などまちづくりに関わる全ての人のパートナーとして、共創のまちづくりを浸透させていきたい!という想いが膨らむに任せ、その場で「一緒に働かせてください」とお願いしてしまいました(笑)
GrooveDesignsでの働き方について
GrooveDesignsで働くにあたっては、ベンチャー組織にフルリモート勤務、兼業メンバーが多い職場と個人的には初体験が盛りだくさんの3カ月でしたので、実際働いてみるとどうなのか、という感想を交えてお伝えします。
まずはメンバーについて、兼業で入っている方が多いことが特徴で、個々人が高い専門性とプロ意識をもって取り組んでいるように思います。関係性はフラットなので気軽に声をかけることができ、協力を仰いだり意見を求めたり柔軟に連携することができています。
また、自社の事業から得られる情報に加え、メンバー各々が社外の知見も持ち寄っているため、日常のチャットでも情報共有が活発に行われています。
続いてフルリモートの就業環境について、まちづくりを支援する事業なので、もちろん必要に応じて現地に赴くこともありますが、基本的には在宅で勤務をしつつ、社内外のコミュニケーションは基本オンラインで行っています。個人的に通勤が無くなり、居住地の制約がなくなったことは大きなメリットですし、これによって兼業メンバーも働きやすくなっており、連携のしやすさにつながっています。
一方で、フルリモートかつ兼業の方も多い職場だと、組織の関係性が希薄になってしまわないかという不安もありましたが、社内の意思統一や方針の確認にも丁寧に時間を割いているように感じています。
代表的なものだと、月一回のオンラインでの全体ミーティングや、不定期で開催されるフリートークタイム、四半期に一度開催されるオフサイトミーティング等などが用意されています。リモートワークだと要件ベースの会話になりがちで相手の想いやその人となりまで理解しにくいことも多いですが、こうして意図的なコミュニケーションの場があるのはほんとに有難いです!
「ガバメントサクセス」の仕事について
最後に、私の役割である「ガバメントサクセス」という仕事についてご紹介します。
市民との共創によるまちづくりを目指す自治体や団体に対し、市民参加のプラットフォーム『my groove』のご提案と活用を通じた支援を行う仕事です。
仕事の内容としては、『my groove』の導入に関するコンサルティングと、これを活用して意見収集や情報発信を行うための継続的なサポートとなります。
『my groove』の活用提案を行うほか、運用支援や分析レポートなどは標準的な業務となりますが、必要に応じて広報施策の実施やワークショップの企画・運営、掲載コンテンツの制作などにも取り組みます。
決まりきった業務を行うものではないので、私も四苦八苦していますが、日々知識や理解を深めながら必要に応じたチャレンジを繰り返すことで、サービスと一緒に成長している感覚があります。
『my groove』のようなデジタルプラットフォームを用いた市民参加の取り組みは、ヨーロッパはじめ海外では一般的なものになりつつありますが、日本国内ではまだそこまで事例が多くありません。そういう意味でも、ガバメントサクセスは共創まちづくりのパートナーとして頼られる、とてもやりがいのある仕事だと思っています。
▼詳細はこちらにも(GrooveDesigns採用ページ)https://herp.careers/v1/groove
GrooveDesignsで目指していきたいこと
長々書いてしまいましたが、実は、まちづくり支援の会社に入ったものの、それまで私自身が市民としてまちづくりの活動をしてみたことはありませんでした。
ですが、この3か月間いくつかの地域でまちづくりの現場に加わり、プラットフォームを通じた市民の方の熱意ある意見やコメント、まちへの愛に溢れた活動に触れてきた中で、一人ひとりの想いや活動が繋がってまちをつくっていく、共創のまちづくりの面白さを肌で感じています。
ぜひ、このワクワク感、わたしの「groove」を、自治体関係者や市民の方などまちづくりに関わる全ての方に感じていただきたいと思うからこそ、共創のまちづくりを実現するパートナーとしてより多くの地域に伴走できるよう、自分もサービスも成長させていきます!