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泡に包まれた特別な時間|三ツ矢サイダーと私たちの思い出

子供の頃、三ツ矢サイダーは特別な飲み物だった。
冷蔵庫の奥で冷やされた緑と白の缶を見つけるたびに、胸が高鳴った記憶がある。
蓋を開けると、シュワシュワという音が魔法のように、普通の日常を少しだけ特別な時間に変えてくれた。

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初めて三ツ矢サイダーを口にした時のことは、もう覚えていない。
でも、その爽やかな甘さと弾ける泡が、どこか特別な感覚を与えてくれたのは確か。
日常の中の「ちょっとした特別」それが、私にとっての三ツ矢サイダーだった。

特に印象に残っているのは、夏の夜、暗がりの中で開かれる夏祭り。
蒸し暑い夜、うちわを片手に露店を巡り、氷で冷やされた缶ジュースが並ぶ中、いつも三ツ矢サイダーを選んでいた。
キラキラと輝く缶を開ける瞬間、冷たい泡が口の中で弾け、暑さを忘れさせてくれる一杯が、夏の特別な思い出を作ってくれた。

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時が経ち、今度は娘がその「特別な時」を受け継いでいる。
幼い彼女にとって、三ツ矢サイダーは憧れの存在だった。

「三ツ矢サイダー♪ボボンボンボン、サイダー♪ボボンボンボン」

保育園で習った手遊び歌のリズムに乗せて、初めてその泡立つ一口を味わった時、彼女の瞳に映る光景は、私の幼い頃の記憶と重なり合った。

「口の中が!」「シュワッとする!」

彼女が嬉しそうにそう言った時、心に小さな灯がともった気がした。

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我が家では、三ツ矢サイダーは日常ではなく、特別な時にだけ登場する。
誕生日やクリスマス、そして家族で映画を観る夜。
そうした大切な瞬間には、いつもそばに三ツ矢サイダーがある。
炭酸メーカーも買ったけれど、やっぱり三ツ矢サイダーの持つその透明感と優しい甘さは特別。

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今年の夏、娘は新しい遊びを見つけた。
三ツ矢サイダーを使ったゼリー作りだ。
彼女はゼリーをさらにサイダーに浮かべ、そのぷるぷる感と泡が混ざり合う瞬間を楽しんでいる。
その弾ける感覚とともに、彼女の笑顔が広がっていく。

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これからも、家族にとって特別な時間が訪れるたびに、きっとそのそばには三ツ矢サイダーがある。あの夏の日差しの中で飲んだ一杯を思い出しながら、日常ではあまり飲まないからこそ、三ツ矢サイダーは我が家の特別な瞬間を彩る大切な存在だ。

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【炭酸ゼリーのポイント】
娘は「かんてんパウダー」を使っています。
箱に記載された分量どおりで作っているそうです。
でもポイントがいくつかある!とのこと。
(作り方)
①水とかんてんを混ぜて、沸騰させる。
②火を弱めて、蓋をして2分待つ。
③火を止め、②を容器に入れ、それから三ツ矢サイダーをゆっくり注ぐ。
④少し混ぜて、冷やす。
*この混ぜ具合、調整が必要。
混ぜすぎると炭酸が抜け、混ぜなさすぎると混ざりが弱い。
何回も試行錯誤してたどり着いたポイントですって😊
お試しあれ。

#炭酸が好き


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