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400年の歴史をもつ福山の老舗和菓子屋🍡虎屋本舗

広島県福山市の和菓子屋さんってどんな所があるのかな、と調べて出てきたのが、虎屋本舗です。

いろいろ新しくて面白く、かつおいしそうなお菓子がたくさんあったのですが、今回は初めて購入するので、イチオシの虎焼を購入しました♪

実食編✨

備後福山 虎屋
福山藩御用菓子司とのことで、おいしそうでわくわく♪
元祖名物虎焼
江戸時代中期に虎屋八代目が屋号に因んで虎模様に焼き上げたのだそうです
ふっくらとした虎模様のどら焼き!
小豆は北海道産で、アカシア蜂蜜と広島県産の地鶏卵でかすてら生地が作られるそうです
生地はふかふかで、甘さ控えめの粒あんがとても美味しかったです😋


他にはどんなお菓子があるの?

本当は福山市内にある本店に行きたかったのですが、
時間の都合から今回は福山駅の中にあるお店に行ってきました
すごく気になったのはこちらの「そっくりスイーツ」の数々!
こちらはお好み焼きそっくりなチョコレートケーキ
後ろにボケて映っているのはチョコっと餃子!笑
たこ焼きみたいなシュークリーム…!
こちらはチョコレートシューで美味しそう✨

これらのそっくりスイーツは見た目も面白いし、味も美味しいのだそうです😋
他にもいろいろあったので、ぜひぜひチャレンジしてみたい~!

伝統あるお菓子から新しいお菓子までたくさんあって楽しいお店でした✨


老舗虎屋本舗の歴史

長い歴史があることはお店の暖簾からも伝わってきます。
400年以上の歴史があるのですね。

さらに福山藩御用菓子司!

福山藩御用菓子司ということは、お殿様も食べたお菓子があるっていうことですね。
お店のウェブサイトによると、「とんど饅頭」というのが藩主に献上されたお菓子で、お店の中でも最も古いお菓子だったようです。
つるっとしたお饅頭に白あんが入っているそうなのですが、こちらも買ったらよかったな~!当日は気が付きませんでした。

そんな虎屋本舗は、400年前どのようにお店が始まったのでしょうか。

江戸初期(1610年頃)、高田屋 兵庫にて廻船問屋(当時の海運業)と染物屋を営む。
元和六年頃(1620年)徳川家康公の従兄弟にあたる 初代福山藩主 水野勝成公の命により初代 高田宗樹、京都伏見城より三艘の船で伏見櫓を運ぶ。勝成公よりこの褒美として福山吉津に土地を拝領、宿老を仰せつかり、以後福山の地に永住す。 元和六年 菓子匠を開業す。よってこの年を虎屋本舗(高田屋)の創業年度とする。元和八年正月 初代宗樹 福山城築城の折に“茶の湯の会”に召されお菓子を献上す。藩主より献上したる饅頭の味をいたく賞賛され、豊穣を祝う伝 統火祭り「左義長」(とんど)の名(現在の銘菓“とんど饅頭”)を拝命され、以来 福山藩御用菓子司として商いを営む。

備後福山虎屋ウェブサイトより

江戸時代は兵庫の方だったのですね。
それが初代の福山のお殿様である水野勝成のご縁で福山にやってきたと…。
そこから福山藩御用菓子司になるわけですね。

虎屋本舗の初代の方は面白い経歴なんだなと思いました。いろんな商いをできる方は本当すごいです。

お店のウェブサイトで続きを見ると、八代目の時(1750年)に虎模様の虎焼(今回私が食べたもの)を考案し、また廻船問屋から菓子匠に専念することとされたそうです。
この時点で初代からすでに130年が経っていますね…!
なんだか規模が違います。

さらに戦後にお店を再開した後のエピソードがグッときました。

若かりし頃に渡仏(フランス)した際、街ゆく市民はエッフェル塔を背に紅茶とお菓子を嗜んでいた。「真にこの国が豊かとなるには、皆が当たり前に菓子を食べれる様にならなければならない。」
これらの譚は現16代当主高田信吾が幼少の頃より、先々代銀一から 聞かされた内容である。

備後福山虎屋ウェブサイトより

当たり前にお菓子を食べられるというのは、本当はとてもありがたいことでもあるのですね🍡🍪🍰
現代まで続いている老舗には、いろいろなドラマや想いがあるのだなと感じました。

次回は、とんど饅頭とそっくりスイーツにチャレンジしたいなと思います😋✨

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