選択肢を増やしておかないと人は盲信に走る
選択肢を増やしておかないと人は盲信に走る
人物でも、読書でも、アイデアでも。
選択肢が少ないと「運命のナニカ」になりがちです。
例えば人。
人生でかかわった人が少ない人の場合、限られた友人・知人を救世主の様にすがってしまったりします。
「もう私にはこの人しかいない!」そういった思考に陥り、本来ではしないはずの選択を取ってしまったり、周りの助言を聞かなくなったりします。
読書もそうです。
大人になってたまたま手にとった本の内容をまるで聖書の様に扱う人を見たりします。
学生時代からいろいろな本を読み、世の中にはいろいろな考え方があると知っていれば回避できたはずなのに、そのほかの考え方を知らないばかりに「それ」にのめり込んでいきます。
アイデアもそうですね。
100個考えて1つ選ぶ場合は多少冷静にアイデアを俯瞰してみることができますが、1つのアイデアしか持っていない人は「もうそれしかない」「これが唯一無二の絶対にいい方法なんだ」といった思考に陥りがちです。
人間は何かを判断する際にファーストインプレッションで7割程度決まってしまうそうです(どこかの心理学の本で読んで、何か名前がついていたはず。コミュニケーションに関わる「メラビアンの法則」じゃない何か。あー、ド忘れしてしまった。バイアスとかそういった何か)。
多くの場合問題ないことが多いですが、中には冷静に判断して、そのファーストインプレッションを否定する必要があります。そのためには自分の中に選択肢、もしかしたら知性とか教養と呼ばれるようなものかもしれません、を増やしておく必要があるのかなと思った次第です。